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・・・そば!ソバ!蕎麦!・・・酒そば本舗奮闘記!

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2019年06月25日
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生き物の世界では、他の生物に姿形を似せて天敵から身を守ろうとしたり、また周囲と同化して姿をくらまし、知らずに近づいてくる生物を捕食したりする種がいることが広く知られていますね。いわゆる擬態と呼ばれているものですが、とりわけ昆虫にそういった種が多く存在することが確認されているようです。

そこに蛾がいると言われても、どう目を凝らしても枯れた葉っぱにしか見えないとか、形や色合いまで鳥の糞にしか見えないものが、実はイモムシであったり、芽吹く前の木の芽だと思ったものが実はシャクトリムシであったりとか、たとえには事欠きません。


今日はその擬態の話題。

アゲハチョウのある種を毒のある蝶に見せかけさせていたのは、25番目の染色体にある遺伝子の配列が逆向きであることによるものだということが判明したそうです。

ウエブトピックスより、
アゲハチョウの「擬態」遺伝子発見 東大など、ゲノム解読


さてここで俄か生物学者( ← 私のことです)がどうしても分からないのは、なぜアゲハチョウの中のある種は、毒のある蝶に似せかける必要があったのかということ。

毒のある蝶に似せることで捕食者である鳥から身を守るためだ。普通そのように説明されているようですが、ではなぜアゲハチョウは全部毒のある蝶に似せかけた種になってしまわなかったのか?・・・っていうか、それなら似せかけるよりも完璧に毒のある蝶になってしまえばよかったじゃないかと思いたくなりませんか?

そもそもアゲハチョウは、毒のある蝶のように似せて飛ぼうとしても飛べないことは明白です。種が違うのですから。あるとき25番目の遺伝子に突然変異が起こり、塩基の配列が逆になった個体が誕生した。

その遺伝子の働きにより、その個体は毒のある蝶と似たような飛び方をするので、天敵の鳥に襲われることがなくて、結果子孫を十分残せた。

すなわち捕食者である鳥から身を守るために遺伝子配列を変えたのでなく、たまたま偶然遺伝子の配列に異なったものが発生し、結果鳥から身を守ることに繋がったと考える方が筋が通っているように思われます。


一方の捕食者である鳥は、目の前を飛んでいる蝶が毒のある蝶か毒の無い蝶か、どうして分かるのか?

ちょっと味見をしてみるってことを鳥がやっているって話、聞いたことがありませんよね。こんな飛び方をしている蝶は食べて差し支えない、こっちの方は食べたら危ないなんて、どうやって鳥は知るのだろうか?

これも生まれながらにして鳥の脳の神経細胞の遺伝子に情報が組み込まれているとしか思われません。学習ということは考えにくい。なぜなら、毒を持つ蝶を食べた時が、その鳥の臨終なのですから。

まあ、あのときいかにも不自然な飛び方をする蝶を食べなければ良かったと、今はの際に後悔はしたかもしれませんが・・・。(笑!


我われヒトを含む生物の成り立ちと仕組みが、その細胞の遺伝子を作る塩基の配列にあるとは、俄かには信じ難いと思うのは、私だけでしょうか?

もっと何か別なものがあってもいいのではないかと、思いたくなりませんか?






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最終更新日  2019年06月25日 11時50分06秒
2019年06月24日
カテゴリ:

わが故郷富山からNBA選手が誕生したというニュース、しかもドラフト一巡目指名という快挙のニュースが、日本中を駆け巡りました。

富山市立奥田中学出身で、当時バスケット部のコーチの先生から、「お前はNBA選手になれる」と無理やりバスケット部に勧誘されたという逸話も、盛んに報道されていますね。

私はというとまったくの野球世代で、中学に入って初めてバスケットなるスポーツを知ったくらいですから、実はNBA一巡目指名がどれだけすごいことかわかりかねていました。

そんな私ら野球世代のオジサン族のことをおもんばかってか、地元紙に「野球で例えれば、ワールドシリーズで最優秀選手に選ばれた松井と、日本人初の大リーガーピッチャー野茂くらいにすごいことだ」と書いてありました。(笑!

別の新聞では、「立教の長嶋がいきなり大リーガーに指名され入団するようなも」とも書かれていましたからね。

・・・それなら確かにすごい。(笑!

まずは八村選手、夢が叶って良かった。おめでとう!



さて、八村選手の快挙に関連して、こんなスポーツニュースの見出しが目にとまりました。

ウエブトピックスより、
松井秀喜氏、八村NBA1巡目指名で野球離れ危惧?

・・・確かに。来年の東京オリンピックの日本代表選手として八村選手が出場し活躍すれば、バスケット人気に拍車がかかること間違いないでしょう。若い有望なプレーヤーの卵がバスケットに取られると、松井氏が危惧するのもわからないでもありません。

ならば永遠の松井ファンであり、かつ永遠のジャイアンツファンを自他共に認める私としては、ここで声を大にして言わなければならないというものです。


ゴジラ松井よ!いったいいつまで待てば、背番号55のジャイアンツのユニフォームに身を包み、東京ドームのグランドに立つ貴方の姿を見ることができるのだと。

指導者として指揮をとる貴方の雄姿を再び目にすれば、日本中の野球少年は再び奮い立つに違いありません。(ジャイアンツファンの野球オジサンなら、気絶ものです・・・笑!


カンバック、松井!

我が郷土富山出身NBAプレーヤー八村塁選手の活躍を祈ると同じほど、松井秀喜氏の日本プロ野球・・・ではなかった、ジャイアンツ復帰を願ってやまない永遠の松井ファンがいることを忘れないで欲しい。






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最終更新日  2019年06月24日 11時50分05秒
2019年06月23日
カテゴリ:ひとり言

趣味は何かと問われれば、無難なところで読書か。

あと上げるとすれば、将棋囲碁。ただし、腕前となると、将棋は「頭金流」。囲碁は「四線シチョウ」流。

将棋では、自玉の頭に金を置かれて初めて詰みに気づくといったレベル。囲碁に至っては、四線より内側では石がシチョウに取られているのに逃げ出してしまう。三線まで石を追われて初めて取られていることに気づき、あっということになる。(苦笑!

毎週日曜日のお楽しみ、漢字学者阿辻哲次氏の日経連載「遊遊漢字学」
今週阿辻先生が取り上げた漢字は「棋士」。

どうやら阿辻先生もどちらもなさるご様子とお見受けしました。腕前については、言及なさっておられないのは残念ではありますが、それは本日の本題ではありませから仕方がないですかね。


囲碁と将棋のプロは、まったく違ったゲームであるのにどうしてどちらも「棋士」と呼ぶのかと、阿辻先生は投げかけておられます。

それは棋士の「棋」に「棊」という異体字があることがヒントだと。中国戦国時代までさかのぼると、当時すごろくに似たゲームがあって、盤と駒が木で作られていたから、それを「棊」と呼んだのだとか。今でいうボードゲームを総じて「棊」と呼んだということでしょうね。

やがてこの漢字が囲碁も表すようになったとき、「木」ではなく「石」を使っているゲームだから「碁」と表記するようになったが、依然として「碁」を打つプレイヤーのことは「棋士」と呼ばれたのだと。

ちなみに「棋」は当然としても、「棊」も「碁」も音は「キ」。たしかに「碁」は「ゴ」とも読めますが、囲碁の専門棋士を「碁士」と書いて区別したとしても、この時の読みは「キシ」になるそうです。

囲碁の専門棋士が争うタイトル戦に「棋聖」と「碁聖」というタイトルがあるが、この読みにしても、阿辻先生に言わせれば、どちらも「キセイ」と読むのが正しいと。

なるほどご専門が漢字ですから、「碁」の読みにも文字通りこだわりが深いというわけですな。

ところで、碁を打つとなると、阿辻先生の読みにはどのくらいのこだわりがあるのでしょうとお聞きしたいものですな。

まさか「四線シチョウ流」というようなことはありますまい。(笑!





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最終更新日  2019年06月23日 11時50分06秒
2019年06月22日
カテゴリ:草花

季節の花一葉。



花にはまったく無案内の私でも、この花ならユリだろうとすぐわかります。ただ、以前ラベンダーと思しき花にまったく香りがなかったように、このユリも鼻を近づけても匂いが感じられません。

ユリは香りが強いので、病人の見舞いには適さない花だと言われているくらいなのに、そうすればこれはユリではないのだろうか?

そこで調べてみたら、ユリの中でも匂いのない種類もあって、手前の赤黒い色をした花は、「ランディーニ」という種類ではないかと思われます。「ランディーニ」は香りを持たないとも書かれていましたから。黄色い花をつけた方も、赤黒い方と花の大きさも形状も同じで香りもしませんから、色違いの「ランディーニ」ではないかと勝手に判断しています。

芳香を発しないユリがあるってこと、初めて知りました。






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最終更新日  2019年06月22日 11時50分05秒
2019年06月21日
カテゴリ:ひとり言

昨日の昼食は久しぶりで外食。

食事というより無性にラーメンが食べたくなったと言った方がいいかも。皆さんもそういうことってありませんか?

そこで地元でも人気のラーメン専門店に入りました。オーソドックスに醤油ラーメンを注文して待つこと15分。



スープの色を見てわかるように、これはブラックラーメンですね。この店では塩ラーメンも人気で、私も何度か食べたことがありますが、この塩ラーメンの方が、一般の店でいうところの醤油ラーメンに近い感じですかね。どちらも美味い。


さて、ここで再び皆さんにお聞きしたいのですが、昼時にラーメン一杯だけでは物足りないと思われる方、いらっしゃいませんか?

学生の頃の昼飯といえば、学校の生協食堂の「ラーメン、ライス大」が定番でしたがね。(笑!

さすがにこの齢にもなれば、「ラーメン、ライス」というのはためらわれます。ところが、チャーハンとなるとなぜか別腹。そこで「ラーメン、半チャーハン」とか、「チャーハン、ラーメン小」なんてメニューに書いてあるお店、有難いですね。


ラーメンを注文してから、チャーハンも食べたくなってメニュー表で半チャーハンを探したのですが、これが書いてない。

ここで皆さんに三度おたずねいたします。ラーメンの他にもう一品追加で注文するとすれば、何ですか?

私の選んだのは、ギョーザでした。




「ギョーザとラーメン」の組み合わせも、「チャーハンとラーメン」の組み合わせに引けを取るようなことはないでしょうけど、私の場合は、断然「ギョーザ」には「ビール」と言いたい。(笑!


・・・というわけで、「ラーメン」「チャーハン」「ギョーザ」の組み合わせの優劣を語ろうとすると、いつも横合いから「ビール」が乱入して来るので、結論が出せないままなのです。(爆笑!




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最終更新日  2019年06月21日 11時50分06秒
2019年06月20日
カテゴリ:トピックス

キノコ狩りといえば秋の風物詩ということになりましょうが、6月の梅雨時期にこんなキノコが採れるとは知りませんでした。

カンゾウタケというのだそうです。


ウエブトピックスより、これキノコ? 木から生えた牛タン

・・・えっ、牛タン?!

同時に配信されている写真を見ると、形といい、色合いといい、どう見ても動物の舌。ちょっとグロテスク。引いてしまいますね。

もしかしたら「カンゾウ」って「肝臓」って書きません?・・・こんなものが食べられるのですか?


・・・美味いんでしょうか?

薄くスライスして、生のままポン酢で食べてみたところ、ミミガー(豚の耳皮の沖縄料理)のようでうまいそうな。

・・・ミミガーは耳にしたことはありますが、口にしたことはありません。なんとも言いようがありませんねえ~。


アメリカではこのキノコを「貧者のビーフステーキ」というと紹介されていますから、アメリカ人はこのキノコをステーキにして食べるのでしょうね。

バターでソテーしてしょうゆで味を調えて食べてみると、これがなるほど確かに「そういう味」がしたと書いてあります。

・・・「そういう味」?

その「そういう味」を感じる前に、「ん~」というつぶやきが発せられているのが、微妙といえばビミョーです。「そういう味」って、「ステーキの味」なら安心するのですが、「貧者の・・・」ということになれば不安がよぎります。遠慮したいような気持になってしまいません?


「貧者のビーフステーキ」、食べてみたいような、食べたくないような・・・。ビミョーですなあ。(爆笑!






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最終更新日  2019年06月20日 11時50分07秒
2019年06月19日
カテゴリ:トピックス

イギリスの登山家ジョージ・マロリーは何故山に登るのかと聞かれ、「そこに山があるから」と答えたのはあまりにも有名です。

では、木をくり抜いただけの小舟で大洋に漕ぎ出そうとした古代人は、はたして「そこに海があるから」と言ったであろうか。


ウエブトピックスより、
3万年前の航海、丸木舟で再現 6月下旬にも実施

「祖先が成し遂げた航海がどれだけ困難な挑戦だったかを明らかにしたい」

この実験航海に挑もうとするチーム代表のことばですが、私に言わせれば、すでに挑戦する前から困難なことはわかっていそうなもの。


この挑戦が成功すれば、日本列島に土着した住民の渡航ルートが、朝鮮半島経由でやって来たと思われる北方系のルートとは別に、大陸南部から台湾経由で沖縄列島に連なる島々を飛び石のように渡航して来たとされる南方ルートの存在が実証できることになりますから、大きな意義があるようには思えます。

しかし、私は思うのです。

いかに当時の文明技術にそって作った丸木舟とはいえ、実験には十分な食料や水、無線やGPSを装備した随伴船によるサポート体制が整備されているでしょう。

さらに何よりも大きな違いは、台湾の東方200キロメートル海上には間違いなく与那国島があるということが船出の前からわかっているという点で、明らかに3万年前の航海とは違う。


はたして大洋の彼方に陸があるものだろうか。あるとしてもどれだけの間漕ぎ続けなければならないのか、そんなこと3万年前の古代人は知る由もありませんね。

どうも具合が悪い。漕げども漕げども陸地が現れない。これは危ないと判断すれば実験を中止して支援船に救助を求めればいい現代の航海とは明らかに違う。


さて、現代の丸木舟は無事大洋を乗り越えて、与那国島にたどり着けるでしょうか?





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最終更新日  2019年06月19日 11時50分07秒
2019年06月18日
カテゴリ:トピックス

突然ですが、皆さんはモラクセラ菌ってご存知でしょうか?

・・・モラクセラ?いったいなんだよと思われた方、ごもっとも。

しかし、読み返せば読み返すほど、いかにも曲者のような菌の名前ですね。はい、実はこの菌、大変な曲者でした。洗濯物を部屋干しした際などに生じやすい、ぞうきんのような臭いの原因菌だということです。

ここまで言えば、誰しも「あぁ~、あの臭いか」と、心あたりがあることと思います。風呂上り、折角すっきりした心持ちが、バスタオルで顔を拭こうとして、思わず眉をひそめてしまったという経験、誰しもおありでしょう。

その悪さをする犯人が、花王と愛知学院大の研究により、突き止められたという話題。

ウエブトピックスより、部屋干しの悪臭、原因は「モラクセラ菌」


何でもこの菌、我々の日常の生活空間にうじゃうじゃいるそうで、適当な水分と温度があれば、洗い残したたんぱく質にとりつき、これを分解して 悪臭の元となる4-メチル-3-ヘキセン酸を作り出すという厄介もの。


折から梅雨真っ盛りのこの頃、風呂上りの体を拭いているつもりが、実はモラクセラ菌を体中に擦りつけていたということにならぬようにしたいものですね。





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最終更新日  2019年06月18日 11時50分06秒
2019年06月17日
カテゴリ:ひとり言

人間は孤独で寂しがり屋、いつも誰か自分と同じ生き物を探しているのは、私も寂しがり屋の一人として分からぬこともありません。しかし、科学者たるもの、そのようなセンチメンタルな感傷と自分の研究とは一線を隔してもらわねば困ります。

ウエブトピックスより
人類は20年以内に地球外文明と遭遇へ=ロシア研究者

ロシア科学アカデミー応用天文学研究所の所長を務めるくらいだから、名の知れた科学者なのでしょうが、20年という数字の根拠が分かりません。科学者であるならば、20年という数字の算出根拠を論理的に示さなければならないでしょう。

また、「地球以外の星に生命は存在している」という断定の仕方も、科学者らしからぬ物言いですね。自分の希望的観測で地球外生物の存在を論じてはいけない。

「地球に似た環境の惑星はある」というのは、すでに観測されていることだからよしとしても、「そうした惑星に水があることが確認できれば・・・」というのは、これも科学者らしからぬ物言いです。水があってこその地球、水の存在が確認できなければ、地球に似た環境とはいい得ないはずです。

「『異星人』について、人間と同様に1つの頭、手足2本ずつを持つ可能性が高いとし、『皮膚の色が人類と異なるかもしれないが、人類でもすでに皮膚の色には違いがある』」にいたっては、これはもはや科学者というよりは、空想科学小説好きの中学生レベルと言った方がいいかもしれません。


このロシア科学アカデミー応用天文学研究所長は、「地球外文明の発見に取り組んでいる時間は主に、地球外からメッセージが送られてくるのを待つことに費やしている」とのことですので、どうぞメッセージが送られてくるまで気長にいつまでもお待ちくださいと申し上げておきます。








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最終更新日  2019年06月17日 11時50分07秒
2019年06月16日
カテゴリ:ひとり言

日本人なら「琴」と聞けば、いかなる楽器かすぐ想像できますね。では「箏(そう)」ってどんな楽器かと問われると、・・・はて? と首を傾げてしまわれるのではないか。

確かに「琴」の楽曲のことを筝曲(そうきょく)と言いますから、そしたら「箏」なる楽器も「琴」のことを指すのでしょうか?


毎週日曜日のお楽しみ、漢字学者阿辻哲次氏の日経連載「遊遊漢字学」
今週阿辻先生はその「琴」と「箏」の違いについて取り上げておられます。

調べてみると、「琴」と「箏」の大きな違いは2か所。「箏」には玄の下に音程を調節する琴柱を立てますが、「箏」にはこれがなく玄を指で押さえて音程を調節する。

次に玄の数。「琴」の7弦に対して、「箏」は最初は5弦、唐代には12弦と13弦の2種類があって、13弦の「箏」が日本に伝わり、現代の「琴」になっていったとありました。

阿辻先生も、現代の日本でいう「琴」は、もともと「箏」という楽器で、どちらも奈良時代に中国より伝来したものが、その後「琴」は使われることもなく消えてしまって、漢字の「琴」だけが残った。一方「箏」はその後も日本で弾かれ続けたが、戦後になって当用漢字表から「箏」が抜けてしまった。そこで「箏」の代わりに「琴」という字を当てて使うようになったと説明なさっています。

・・・罪つくりな「当用漢字表」ですな。でも「筝曲」ということばは堂々と残っいるのは、いかなる理由からなのでしょうか?


冒頭阿辻先生は、この「琴」が出て来る李白の詩を紹介しておられます。

山中與幽人對酌  (山中にて幽人と対酌す)
兩人對酌山花開  (両人対酌すれば山花開く)
一杯一杯復一杯  (一杯一杯また一杯)
我醉欲眠卿且去  (我酔うて眠らんと欲す卿且く去れ)
明朝有意抱琴來  (明朝意あらば琴を抱いて来たれ)

ここで出て来る「琴」は、現代の我々が認識している「琴」ではなく、中国の古典に出て来るところの「琴」で、「箏」よりもっと小型の楽器のことであると。ただ小型としても、長さ約1.7メートル、幅20センチの「琴」は決して小さくはない大きさ。しかし、李白と飲めるのだったら、がんばって持っていけるくらいの大きさだとはいえるだろうとも。


・・・う~む、私なら、「且く去ってくれ」と言われても、「そうおっしゃらずに、もう一杯、また一杯。今日はとことんやろうではありませんか」などと居座ってしまいそう。きっと李白は眉をひそめたでしょうね。(笑!

もっとも、李白が対酌している「幽人」って世を捨てて仙人のようにあらんとする人のことだから、都を去ってより隠遁生活を送っている李白自身のことを指しているとも解釈できます。すなわち李白は一人孤独を肴に独酌していたのではないか。

なにしろ李白は、酒の飲み方においても仙人だと称されていますからね。


そういった「幽人」であっても、「酒」と「琴」の力なくしては、隠遁生活もままならなかったということがこの詩から垣間見れて、興味深いものがあります。






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最終更新日  2019年06月16日 12時51分10秒
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