・・・そば!ソバ!蕎麦!・・・酒そば本舗奮闘記!

2005/09/04(日)18:48

酒中の仙人

本(501)

昨日は、酒を話題にすると言いながら話が白楽天に飛んじゃってごめんなさい。「楽天」と絡むとついつい力が入っちゃうんです。 李白、杜甫、白楽天と唐代三大詩人に言及したのは、クイズをしたかったばかりじゃないんです。やはりお酒の話をしようと思って、三人にお出ましいただいたのです。なぜなら、この三大詩人はいずれも劣らぬ大酒飲みであったというではありませんか。私にもこの辺のことまでの知識はあったんです。 でも、歴史と文学としての解釈に関係することなので、正確をきして読者にご案内しなければと思い、図書館へ行って調べてまいりました。 どう読んで、どう解釈したらいいのか分からない漢字ばかり並べられた文をうんうん唸って読むつらさったら、二日酔いの朝なんて、つらさのうちに入りませんよ。 それで、「中国古典詩聚花 美酒と宴遊」(山之内正彦、成瀬哲生共著)に三人の飲みっぷりについて詳しく書いてありましたので、しっかり勉強してまいりました。しかし、エライ先生がいらっしゃるものですね。三人の残した酒の歌から、飲みっぷりまで分かっちゃうなんて・・・ 私の好きな白楽天は、自ら酔吟先生と称して酒をこよなく愛した。比較的少量の酒で陶然と酔うことができたといいます。 (私の場合は、当然と酔ってしまいますがね・・・!?!?) 酔うことに心の平安を求めたのが白楽天。理性派といえましょう。 杜甫はどちらかと言えば、分かりやすく言うところのヤケ酒派。 飲めば飲むほど心の平安は向こうに追いやられてしまう。ヤケ酒を飲んでもなお酔いきれない。酔っぱらってもあくまでこの世の人であろうとしたのが、杜甫の飲み方。苦悩派とでも言うのでしょうか。これはこれで、また凡人にはまねのできない飲み方ですよね。 李白は、杜甫がその飲みっぷりを仙人だと言ったぐらいですから、飲めば飲むほど世俗を忘れ、酔郷をさまようことができたというではありませんか。 超越派というのでしょうね。(うらやましい・・・) 李白の飲みっぷりを仙人のようだと杜甫が詠んだ詩「飲中八仙歌」より、李白の部分を抜粋してお届けします。      李 白 一 斗 詩 百 篇      長 安 市 上 酒 家 眠      天 子 呼 来 不 上 船      自 称 臣 是 酒 中 仙 酒を一斗飲む間に詩を百篇作っちゃうというのもスゴイですけど、天子の招きがあっても、「酒中の仙人に何の御用でしょうか、もう少し酔っぱらっていたいのです。またにしてください。」ってカッコ良すぎますよね~! 酒そば本舗では、水を一滴も使わずに、酒で生地を練り上げて打った酒そばを販売しております。酒そばを食べて李白のようになれれば、貴方も超越派!! カッコいいじゃありませんか!! 酒そば本舗開店記念セール中です!!

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る