カテゴリ:本
『愛の流刑地』読んでいます。
渡辺淳一さんの例のヤツ、日経は一番最後のページから、読み出すことになるんです。ちょっと変っているでしょ。私って。 今日で掲載が第382回目、野分けの章の14話になりますね。 初めの頃は、ずいぶん変った題名をつけるものだなと思ったんですけどね、「流刑地」の意味がようやく分かり始めて来ましたよ。 渡辺淳一さんといえば、やはり日経で連載された、『失楽園』が大ブレークしましたよね。失楽園は、読んでいません。そんな退廃的な危険な甘い匂いのするの肌にあわないや・・・なんて強がり言って、そのくせ興味深い描写のところだけは、しっかり拾い読みしてたですけどね。(興味深いというのは、読者の想像にお任せしますよ・・・笑!) 今回の流刑地も、初めは不順な動機から、すなわち興味深い描写の掲載から、目を通し始めて、いつの間にかしっかり読むようになちゃった。 主人公の作家の菊治が、久方ぶりの大作を仕上げて、出版社に持っていったが、どこの出版社も取り合ってくれなかった・・・というあたりから、怪しげな雰囲気が漂いだしたんですよね。 それで、菊治が冬香を誤って殺害するまでは、息も殺さず読んだんですが(だって、興味深い描写がこれでもか、これでもか、もういいんですけど・・・というほど書かれてたでしょ)、その後のマンションの一室で、主人公が、わぁ~どうしよう、ほんとに死んじゃったのかな、息吹き返してくれよぉ~、やっぱりだめか、オレも死んじゃおうか、でも死ねない・・・っていうところは、もうどうしようもなくイヤで、アホかこいつ!直ぐ救急車呼べば、助かったのに、屋上から飛び降りて早く死んじゃえ! ほんとうに、口に出して言いそうになりましたもの。 だから、この部分の10日分ほどは、読めませんでした。 今菊治が、拘置されて裁判のところなんですが、落ち着きを取り戻した菊治の心の描写が興味深く、また読み始めているんです。 あれだけ取り合ってもらえなかった本が、売れに売れて増刷されて、印税どうする、今までの口座に振り込んでよいのか、なんて出版社の担当者が拘置所に面会にきているという内容でした。今日のあらすじは。 この裁判どうなるのだろう!? 最後はどうまとめるのだろう? 渡辺淳一さんの筆から目がはなせませんね。 ↓↓↓ さ・ら・に! 【送料無料お試しセール】好評開催中です!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月26日 09時54分02秒
[本] カテゴリの最新記事
|
|