2010/06/03(木)14:51
指
少々古い話で恐縮ですが、「小指の思い出」という歌をご存知でしょうか?
伊東ゆかりが、「あなたが噛んだ 小指が痛い・・・♪」と、切ない女心を甘く囁くように歌い大ヒットした歌謡曲。
調べてみると実に43年前のことになります。さすがに当時は私も幼くて、女の小指を噛むなんて、もの好きな男もいるものだと不思議に思ったものでした。(笑!
さて、時は流れ40年が経って、親指を立てながら辞任に追い込まれた首相がいた。
ウエブトピックスより
「あの親指は何だ」思いも寄らぬ波紋…
そもそも日本には、親指を立てるという風習はなかったでしょう。(小指なら噛まれることはあったのだろうか?・・・笑!)
アメリカ人が、親指を立ててウインクして見せれば、それは自信の表れ。物事が順調に推移していることを表していますよね。鳩山首相は、これを真似たのか?
「続投ですか?」と聞かれ、親指を立てれば、続投で乗り切ったということになるだろうと記者が受け止めたのも仕方がありません。ところがその親指を立てた仕草が、逆に民主党の中からも反発を増長させることになり、一気に退陣に追い込まれたというのですから、政治の世界は恐ろしいですね。
一方引導を渡す役目を担った幹事長は、首相の最後の開き直りに遭い、辞任にいたったという見方がもっぱらです。両院議員総会の首相の発言によれば、幹事長は「クリーンな党再生のため」という首相の言葉に、「分かった」と了承したそうですね。それが事実とすれば、幹事長は自らダーティーだということを認識しておられたということなのでしょう。
ここまで思いをめぐらしてきて、思い当たることがあります。
日本では、昔から親指は、文字通り"親分"の意味に用いられることがありますよね。
・・・ひょっとして、首相は、"親分"も道連れにしたぞと親指を立てたのじゃなかったのか?
かって、小指のことで指を2本だとか3本だとか出して、わずか60日あまりで辞任に追い込まれた首相もいましたが、鳩山首相も親指を立てて辞任をした首相として、憲政史上に名を留めるに違いありません。
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