2011/05/12(木)12:25
ロボットの国籍
ウエブトピックスより
福島第1原発 新たに4種のロボット投入 がれき撤去で
放射線のために人が近づけない建屋内に散乱する瓦礫の撤去作業に、ロボットが導入されるということです。「Bobcat」と「Talon」、いづれもアメリカ製のロボットだということです。さらにはスウェーデン製撤去ロボット「Brokk-90」。これに先立ちやはりアメリカ製のロボット「パックボット」が建屋内に入り、内部の放射線量や温度を調べている。
日本のロボットはというと、緊急災害対応ロボット「Quince」(クインス)が、実践に備えて待機中ということです。
ロボットの制御技術については、はるか彼方の小惑星まで行って、その惑星の砂を持ち帰ってくるような離れ業をやるくらいですから、ダントツ日本が一番だと思っていたので、少々意外な感じです。
日本の科学技術はいかに最先端といわれても、このような災害現場を想定してあらかじめ研究・開発されていなかったといういことか?
これに対してアメリカ製のロボットは、いづれも軍事ロボットだということですから、戦場(放射能汚染、不発弾、破壊された残骸)を想定してすでに開発されていたので、すぐに実践投入できたということなのだろう。
一般的に我々は、最先端の科学技術を頂点とする裾野には、その技術を利用したり、応用したりする現場を意識しますが、ともすればわが国の大学、研究機関の研究者・学者の中には、学問のための学問、研究のための研究といった傾向がみられるように思えます。
今回の原発事故の処理で活躍するロボットの国籍を皆さんはどのように感じられましたか?
◆酒そば本舗トップページへ◆
**貴方の共感できる生き方がきっとある**