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2013年12月15日
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カテゴリ:そばの雑学

毎週日曜日の日本経済新聞は、さまざまな特集が組まれており読み応えがあります。私は日曜日の午前中は、日経を広げて2~3時間過ごすこともあるくらいです。

本日の日経13面「日曜に考える」の「熱風の日本史」は、明治の初期に行われた暦の改革について。
千年以上用いてきた太陰暦から現在の太陽暦(グレゴリオ暦)に変えたのが、明治5年のこと。1872年(明治5年)11月9日、当時の明治政府は、この年の12月3日を1873(明治6)年1月1日とすることを発表し、闇雲ともいえるほどに改暦を急いだ経緯について書かれています。

近代国家の建設と世界から文明国家と認知されるには、太陽暦の採用は必然だったことは言うまでもありませんが、当時鉄道の開業、学制や徴兵令発布などさまざまな改革の実施により、明治政府の財政は破綻寸前に追い込まれており、このことが改暦までの期間が僅か23日という突然の実施につながったというのは、耳に新しいことです。

旧暦では明治6年は閏の年(閏月を間に挟み、1年を13ヶ月とする)にあたり、改暦することによりこの1ヶ月と明治5年の12月の1ヶ月、都合2か月分の人件費をはじめとする政府予算を節約できると、当時の参議大蔵卿であった大隈重信が考えたことがそもそもの発端だというのです。

月の満ち欠けを基準とした太陰暦で生活してきた庶民は、突然の太陽暦採用により大混乱したのは言わずもがな。大陰暦だと毎月1日と月末は新月、15日が満月、その間を月が満ち欠けすると決まっていた。「晦日(30日)に月が出る」とは、当時絶対にありえないことを例えて言ったものですが、太陽暦になればそれがありうることになり、庶民は「30日に月がいづれば、玉子の四角もあるべし」と嘆いたということです。

その旧暦と新暦のズレは、現代の我々の生活にも及んでいるのは、皆さんご承知のことですね。未だに旧暦で正月を祝う地方もあるようですが、毎年帰省客で交通が混乱する8月15日を挟むお盆休暇は、依然旧暦のままです。年賀状に「初春のお慶びを申し上げます」と書いたりするのも、考えれば不自然と言えそうです。


ところで昨日12月14日は、赤穂浪士が吉良邸に討ち入って、主君浅野内匠頭の無念を果たした日といわれていますね。赤穂藩があった地元兵庫県赤穂市では、毎年12月14日には義士祭が執り行われて、師走の風物詩にもなっているそうですが、1702年(元禄15年)12月14日は、現代の暦に換算すると、翌年1703年1月30日となるそうです。

赤穂浪士の討ち入りが、正月気分も抜けた30日に行われたなんて言われても,、何だかピンと来ませんね。

昨日私は、赤穂の義士を偲んで討ち入りそばをすすったのでありましたが、これでは年が明けての来月30日にもそばを食べなきゃなりませんね。もちろんその間に年越そばも食べなければならないのは、言わずもがなですが・・・。

・・・って、結局そばの宣伝かよ!? と言われそうですね。(大爆笑!




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最終更新日  2018年05月01日 12時09分24秒
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