・・・そば!ソバ!蕎麦!・・・酒そば本舗奮闘記!

2014/03/26(水)12:03

偉大な政治家は巧みなジョークの遣い手でもあるといいますから・・・。

ユーモア(283)

ロシアがウクライナのクリミア半島を自国領に編入する手続きを強行したことを受けて、アメリカをはじめとする西側諸国は、これを軍事力を背景にした領土拡大であると猛反発。6月にソチで行われる予定であったロシアが議長国を務める主要8カ国首脳会議をボイコットすることを決めました。まるでかっての東西冷戦が復活したかのようでもあります。 日経は本日の社説で「G7の警告をロシアは真摯に受け止めよ 」と主張しているように、今回ロシアの取った行動を国際ルールに反する暴挙と決めつけ、ロシアに猛反省を促しています。本日一面のコラム「春秋」でもクリミア半島情勢を扱ったものでしたが、この中で出てくるロシアの高官の発言が際立っていて面白い。 かってロシアが支配化においていた東欧諸国では、ロシア語学習が義務化されていたというのも発耳なら、その授業が「先生同志!きょうもクラスに欠席はありません」というロシア語で始まったというのも発耳。 「同志」は読んで字のごとくこころざしや主義・主張を同じくする仲間という意味でしょうが、これが社会主義国で使われると意味合いが違ってきますね。支配するものと支配されるものの間に引かれた境界線に置かれるのが、「同志」という言葉のような気がします。 さてロシア語授業開始の挨拶もさることながら、私が注目したのは、オバマ米政権がロシア高官の海外資産を凍結する制裁を決めたとき、ロゴジン・ロシア副首相が放ったことば。ここにも「同志」が出てきます。 「オバマ同志よ、海外資産がない場合はどうしよう」 コラム氏はここで使われた「同志」は、大国主義をちらつかせた強烈な揶揄でもあると書いていますが、ロゴジン副首相の発言は、これがお隣の大国中国の高官でもあれば事情は違って来ようが、ロシアではそれほど有効ではないという自虐の意味もこめたものだと取れなくもありません。 偉大な政治家は巧みなジョークの遣い手でもあるといいますね。 そこでオバマ大統領とプーチン首相に私から提案があります。ここはひとつ、クリミア情勢に関するロシア側の窓口をロゴジン副首相に任せたらどうだろう? ジョークの遣い手ならば、交渉の落としどころを見極めるのも上手に違いないと思ったりするのです。・・・ダメか?(爆笑! ◆酒そば本舗トップページへ◆ **貴方の共感できる生き方がきっとある**

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