2015/01/06(火)14:12
神輿も軽くなるご時勢
本日の日経39面社会欄、いわゆる三面記事にあったこんな見出しに目が留まりました。
重き伝統、担ぎ手負担減らす
地域に受け継がれてきた伝統は何としても守りたいものですが、少子高齢化の波はここでも大きな問題となっているようです。若者の数が減って祭礼の神輿が重くて担げないという地域が続発しているというのです。
そこで地域のお年寄りが考え付いた結論は、「重くて担げないなら、軽くすりゃいいじゃないか」でした。
・・・う~む、さすがは亀の甲より年の功。発想はいたってシンプルなるも、的を得ています。(笑!
確かに当地でも同様の現象が起きていますね。当地の春祭りには町内を獅子舞(8人~10人が獅子の中に入る百足獅子です)が回るのですが、当地でも青年団の平均年齢が40代はおろか50代(中には60過ぎても現役という人がいますが、これは祭り大好きというだけのことです・・・笑!)という町内もあるくらいで、獅子頭が重くて振れないは、獅子の足がふらついて揃わないは、獅子殺し(獅子の前で槍や剣を持って踊る)役の息が上がって続かないは、お囃子の笛や太鼓を演奏できるものがいなくなるは・・・、それはもう見ていて痛々しいほどです。
秋祭りは子ども神輿が町内を回るのですが、こちらの方はどの町内の神輿も軽四トラックの荷台に鎮座まします始末ですし、お囃子はといえばカセットテープでピーヒョロロですからね。その後を子どもたちが揃いの法被を着てワッショイ、ワッショイとかわいい声を張り上げてついていくのが救いではありますが・・・。(苦笑!
・・・う~む、どうしたものか?
獅子頭をプラスチック製にして軽くしますかね?子ども神輿は、子どもたちに古新聞を継ぎ合わせて作らせますか?なんだか重い伝統が文字どおり軽くなってしまうような気がしてきますがね。
皆さんのお住まいの地域では、どんな神輿が回りますか?やはり軽四トラックの荷台に乗ったりしていらっしゃいますでしょうか?
・・・なに?貴方が現役で担いでいらっしゃると!?
お見それしました。立派な地域にお住まいですね。(笑!
◆酒そば本舗トップページへ◆
**貴方の共感できる生き方がきっとある**