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2016年10月20日
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そばが今のように細く切られて食べられるようになったのは、江戸時代の初めごろということをご存知でしたでしょうか?そばの歴史を語る時は、江戸時代のいわゆる「そば切り」から始めなくてはなりません。

当時そばはどのようなときどのように食べられたのか?将軍はそばを食べたのだろうか?「そば切り」について調べていけば、江戸時代の人々の食事、生活、娯楽といった当時の人の暮らしぶりに自然と興味が湧いてきます。

そんな興味がいつのまにか愛着に変わってしまう本、「一日江戸人」 杉浦日向子著をご紹介します。

これを読めば、当時の江戸市民の美人の基準、モテる男の職業、江戸の人々の暮らしや趣味趣向、さらには将軍に代表される殿さまの暮らしぶりや江戸城大奥の仕組みまで手に取るようにわかります。

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この中で杉浦さんは、なんと大食い大会について書いておられたので、思わず読み進めてしまいました。

大食い大会は今でもよくありますが、当時の江戸でも結構催されたのだとか。文化14年(1817年)両国柳橋の万八楼で催された記録が残っていてるそうです。

それによれば、ナント! 酒一斗九升五合、せんべい二百枚、飯六十八杯。思わず「えっ!?」と声をあげてしまうとんでもない記録なんです。

注目のそばは、新吉原の桐屋五左衛門(45歳)というお人が、もりそば六十三杯お食べになってチャンピョンになられたそうですよ。

ちょっと変っているのは、八丁堀のいすや清兵衛さん、御年65歳。こちらは甘党の記録です。

この方は、饅頭30個、鶯餅80個、松風(あんこの入った和菓子?)30枚お食べになった後に、ナント!たくあん丸ごと5本たいらげたっていうんですから、コメントのしようもありません。

まあ、これだけ甘いものを食べれば、塩っ辛いものが欲しくなるというのは理解できますがね。それでも二切れ三切れでしょうよ。(笑!

ちなみに酒一斗九升五合を飲んだ方は、芝口の鯉屋利兵衛さん、御年65歳。さすがに酔いつぶれてしまったそうです。目を覚ました時に、水を茶碗に17杯お飲みになられたそうですよ。よく目が覚めたものだと感心しますが、その後の水の飲みっぷりにも驚きですね。

出来るものなら私も「一日江戸人」になって、こんな人たちを取り囲み周りではやし立てる見物人の中に混ざり込んでみたいものだと思ったことでした。




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最終更新日  2016年10月20日 11時27分33秒


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