カテゴリ:今日あったこと
昨日、一昨日とお届けしてきました「大相撲5月場所観戦と日光東照宮参拝の旅」。 なにぶん初めての大相撲観戦ゆえ、「勇み足」あり、「肩すかし」あり、土俵際の「うっちゃり」あり。堂々たる横綱相撲というわけにはなかなかいかないものです。(笑! しからば、両国の汚名は日光ですすがんと、翌朝東北自動車道を一路日光を目指してバスを走らせたのでした。 ・・・と、そのバスの中で、ツアーのガイドがこう言うではありませんか。 「ただいま平成の大修理第四期工事が終了したばかりの東照宮は、多くの観光客で連日大変込み合っています。特にこの5月下旬は関東方面からの小中学生の宿泊学習のシーズンで、本日も十数校の予定が入っているという情報です。もしかしたらお時間の都合で、予定していました観光コースすべてをご見学いただくことは難しいかも知れません」 ・・・な、なんですと!? 立会いのいきなりの「張り手」に何が起こったのかもわからぬ私。そのまま一気に土俵の外へ突き飛ばされたようなもの。(笑! 日光に着いてみれば、案の定ただでさえ狭い日光の街のこと、道路は観光バスで大渋滞。駐車場に入るのも、激しい「差し手争い」は免れません。 参道は人、人、人の大行列。3代家光の東照宮参拝の行列やかくあらん。 修復なった陽明門では、ただでさえ門をくぐるのに行列がぎゅっと圧縮されて列が伸びるのに、誰もが写真を撮ろうと立ち止まるから、門の前の石段を昇るのに20分も掛かってしまった。 ここに至って再びガイドさんの声を聞くことになったのです。 「申し訳ございません。予定を大幅に切り詰めさせていただくことになります。三猿はご覧になりましたね。あと眠り猫と鳴き龍のご見学だけは何としても・・・」 その三猿と眠り猫ですが、私もしっかり立ち止まり、カメラのボタンを押した一人です。ために後ろに続く行列にしっかり背中を押されての「送り出し」を決められてしまった。(汗! 特に甚五郎の眠り猫は、「順にお進みください。立ち止まらないでください!」の声を聞きながらの撮影。ピントが合ってませんね。これでは、「待った」をかけたい心境です。 鳴き龍が描かれている薬師堂は、「撮影禁止」のうえ土足厳禁。脱いだ靴がわからなくなるから両手に持ってお堂へ入れ。拍子木が鳴ったら、ただただ耳を澄ませとガイド。 音は混雑に関係ありませんからね。確かに龍は鳴きました。「コロコロ」とも「リリリーン」とも。足を踏まれておもわず「ウェ~ン」と漏らした私のすすり泣きを混雑の中で聞いた人は、鳴き龍は「ウェ~ン」と鳴いたと言っているかもしれません。(笑! 予定を大幅にカットしてバスに戻った我々は、中禅寺湖の湖畔にある観光センターへ。日光名物湯葉料理の昼食を食べていると、晴れていたはずの天候が俄かに曇り出し、細かい霧雨まで降り出した。 ここでガイドさんはまたまた、宣うたのでした。 「あいにく急に天候が変わりまして、ごらんのとおりあたりは霧雨に覆われてしまいました。これから華厳の滝にご案内いたしますが、皆さまは滝ではなく霧をご覧になる珍しいお客様になるかも知れません」と。 ・・・「途中休場」したい心境ですな。(笑! しかし、これぞ霊験あらたかなる東照大権現のなせる業か、奇跡が起こったのです。 正確には奇跡ではなかった。何度も華厳の滝を案内しているガイドさん一流のジョークを、私はまともに顔面で受けとめてしまったのでした。(笑! さて私はこの辺で「大相撲5月場所観戦と日光東照宮参拝の旅」を終えようと思うのですが、ここはやはり先人の言葉をもって締めることにさせていただきましょう。 「日光を見ずして結構と言うなかれ」 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年05月27日 14時00分04秒
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