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・・・そば!ソバ!蕎麦!・・・酒そば本舗奮闘記!

2017年07月02日
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カテゴリ:ひとり言

わが国はその昔中国より漢字を学び、ことばを初めて文字で表すことを覚えました。表意文字である漢字は、文字自体に意味があり、それを一目見ただけで何を表しているのか知ることができる世界に類をみない優れた文字ですが、一文字一文字の画数が多く、表記する面からいえば手間暇のかかる面倒な文字といえます。

その不便さを補うために日本で発明されたのが、ひらかなとカタカナ。現代の日本語は漢字仮名交じりで表記しますね。表意文字の漢字と表音文字の仮名を混ぜて使うことにより、お互いの欠点が補完され、極めて合理的な表記体系が可能となりました。

一方本家本元の中国では、すべて漢字で表記することを捨てなかったことから、例えばテレビ、コンピューターといった外来語などの表記には格別に苦労するようです。日本ならカタカナで音(おん)のままをそのまま表すことができますからね。

また、画数の多い文字を表記する面倒さを避けるために次々と簡略文字が作られたのは、かって習ったもともとの漢字を使用する日本人からみれば、「中华(中華)人民共和国 」、「资本主义(資本主義)」のような言葉は奇異に映ります。

本日の日経文化欄、漢字学者阿辻哲司氏による「遊遊漢字学」は、個数を示す「ケ」の由来について書かれていました。

日本人からすればどう見ても「ケ」はカタカナの「ケ」にしか見えませんが、実は「ケ」は立派な漢字。「個」の簡略体の「个」を日本人が誤って「ケ」と表記したことがその始まりなんんだと。

すなわち、「个」は「個」の異体文字である「箇」の竹を半分にした形から作られたもので、中国の非常に古い時代の文献にも見受けられる漢字だとか。中国人が「个」を続けて書くとどうしても「ケ」とよく似た形になってしまう。これを日本人が「ケ」と間違えて覚えてしまったというわけ。

ちなみにグーグルの翻訳ソフトで「個人」と入力すると、中国語で「个人」と翻訳されます。


遣唐使・遣隋使の時代かあるいはそれ以前か、中国に派遣された当時の精鋭の学僧が、文献に「个」と書かれてあったものを「ケ」と見間違えたのだとすれば、これはまさに「弘法も筆の誤り」以外の何物でもありませんね。


現代の日本に戻って、我々が「リンゴ 3ケ 500円」などと書かれたポップをスーパーの店頭で見ることができるのは、この早とちりの留学僧にあると言えるかもしれません。(笑!




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最終更新日  2017年07月02日 12時20分04秒
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