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2017/11/17(金)09:52

時代小説が好きPART150「下天を謀る(上) (下)」

本(503)

戦国武将藤堂高虎の生涯を描いた長編時代小説「下天を謀る(上) (下)」(安部龍太郎著)を読破。 下天を謀る 上下巻セット [ 安部龍太郎 ]価格:1447円(税込、送料無料) (2017/11/16時点) 居並ぶ三河以来の譜代の臣を差し置いて、家康が最も信を置いたといわれる藤堂高虎。秀吉の天下統一を陰で支えたといわれる弟秀長に仕えて、豊臣政権の中枢にまで上り詰めた高虎が、外様でありながらなぜに家康の懐刀と言われるまでになったか。 一部の歴史書では、いち早く豊臣に見切りをつけ徳川になびいた変わり身の早さを指摘するものも見かける中にあって、安部龍太郎はそれとはまったく違った観点から高虎を描いています。すなわち高虎は、天下万民が安穏に暮らせる世のために尽くすことが己の使命である(高虎が仕えた秀吉の弟・大和大納言秀長からの教え)という高い志を持ち続けようとしたのだと。 ところで「下天」を辞書で調べると、天上界の中で最も劣っている天。人間 の世界とあります。一方「謀る」は、計略をめぐらしてだます。たぶらかす。計画・方法などを思いめぐらす。工夫するとありました。 淀の方に溺れる老いた秀吉に、秀長から教えられた崇高な志がすでにひとかけらもないことに失望し、死を覚悟し寺に籠った高虎のもとへ届いた家康からの一通の手紙。 ・・・天下万民のために「下天を謀れ」と。そして時は慶長5年の秋(1600年10月)へと流れる。 はたして藤堂高虎は激動の乱世をどのように生き、どのように「下天を謀った」のだろうか・・・。 ◆酒そば本舗トップページへ◆ **貴方の共感できる生き方がきっとある** にほんブログ村

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