カテゴリ:ひとり言
今日7月20日は「土用の丑の日」。「土用の丑の日」といえば、日本人ならすぐウナギを思い浮かべるでしょう。それほど日本人はウナギが大好き。聞くところによると、全世界のウナギの7割が日本で消費されるとか。 ウエブトピックスより、土用の丑の日、ウナギ食べたいでも高い ものの本で日本の食文化をひも解くと、つい最近までウナギは好んで食べられていなかったといいます。江戸時代、粋でいなせで見栄っ張りの江戸っ子が好んだのが、海の魚ならカツオ、川魚ならドジョウと相場が決まっていた。 私らが子どものころは、ウナギといえば大変なご馳走で、めったに口にできるものではなかった。一方ドジョウは、田んぼや小川に行けば、子どもにも簡単に捕まえることができるくらいたくさんいた。かといってドジョウを食べたかといえば、なんとも泥臭くて好んで口にした記憶はありませんね。 それがどうしてこれほどまでにウナギを食べるようになったかというと、なんといっても高度経済成長以降のスーパーマーケットに代表される流通小売業界にあるのでないか? 大量仕入れ、大量販売を看板に、ウナギの蒲焼が1尾780円とか、680円とかで販売するようになりましたね。おかげで私の口にもウナギの蒲焼が入るようになったわけですが・・・。(苦笑! ウナギの需要が一気に高まり、養鰻業者はシラスを手当たり次第に買い求めた結果、遡上するシラスが河口で一網打尽の憂き目に遭う。 海に戻って産卵するウナギの成魚が川から消えてしまうのだから、遡上するシラスはますます減少するの悪循環が繰り返されて、ついにうな重が4000円も5000円もというようなことになってしまった。 ・・・そして、私の口にウナギの蒲焼が入ることもなくなった。(涙! そこでそんな私にも少なくとも年に1回、土用の丑の日にくらいにはウナギの蒲焼を口にできないものかと知恵を絞ってみました。 ウナギ15%戻しルールを提唱します。 シラスを捕る漁業者は、捕獲したシラスの15%を川に戻す。養鰻業者は出荷時に出荷量の15%を川に戻す。流通小売業者は、ウナギの蒲焼を廉売してはいけない。消費者はウナギは貴重品で高いものと割り切る。それでも食べたければ、1尾2500円~3000円の対価を惜しんではならない。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月20日 12時10分07秒
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