カテゴリ:トピックス
体を細かく切断されても、切断された断片すべてから頭と尻尾が再生してくる不思議な生物、プラナリア。確か高校の生物の時間に、プラナリアは雌雄同体の生物で、有性生殖もするが、時には体が自然と二つに分離して2つの個体になる無性生殖もすると習った記憶があります。 だから体を上下に切断されるというのは、プラナリアにとってはもっけの幸い。プラナリアはズタズタに切断されても決して死ぬことはない。ただし、ブチッと潰されたり、水分がなくなって干からびたりしたら、どうしようもないと生物の先生が教えてくれました。 私はそのときどうしても納得しかねる一つの疑問について、先生に質問したのでした。 「上下に切断された断片から再生したプラナリアは、同じプラナリアなのでしょうか?もし同じだとしたら、切断されたら切断されただけ、自分の分身が出来るということになりますね。その分身同志で有性生殖をしたら、自分の遺伝子を分身と交換し合うことになりませんか?プラナリアは自分とペアとなるプラナリアをどうやって判別するのでしょう?」と。 先生は偉かったですね。一言こう答えました。 「私にも分からない」と。そしてその後がシャレていた。 「私自身どうやって今のカミサンを選んだのか未だに分からぬくらいだ」(笑! ・・・45年以上も前のことになります。向学心に燃えた紅顔の美少年の抱いた疑問は、解決されないまま忘却の彼方に置き去りにされたのでしたが、プラナリアに関するこんな新しい研究報告のニュースを目にし、ハッと思いました。 ウエブニュースより 記憶は脳の外にある? プラナリアの実験からわかったこと 頭のない方の断片から再生したプラナリアにも、頭のある方から再生したプラナリアと同じ記憶が残っているとは、驚愕の発見です。「記憶は脳の外にあって、新しい脳が形成されてから移されるているかのようだ」とは、まるでパソコンの記憶情報を一旦外部媒体に移しておいて、新しいパソコンのCPUにインストールするようなものだ。 ひょっとしたら無性生殖で増殖したプラナリアは、分身と同じ記憶を共有することによって、相手が分身かそうでないか見分ける(嗅ぎ分ける、区別する?)ことが出来るのかも知れない。 あのときの生物の先生がご存命ならば、やはりこのプラナリアの新しい研究のニュースに、思わず膝を叩いておられるに違いないと確信に近い思いを抱いています。 ただし、どうして奥様を選ばれたのか分からないという疑問については、永遠に謎のままでしょうね。(爆笑! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年08月30日 11時50分05秒
[トピックス] カテゴリの最新記事
|
|