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2018年09月11日
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クジラの資源管理について議論する国際捕鯨委員会(IWC)の総会が今月10日からブラジルで開催されるということです。

日本は今総会で食用を主目的とする商業捕鯨の一部再開を提案するということですが、オーストラリアなどの反捕鯨国の反対は必至で、協議の難航は避けらず合意にこぎつけるのは難しい見込みだとか。

ただIWCの構成を見ると、全加盟国89カ国のうち、反捕鯨国が48、捕鯨支持国が41だそうで、意外や拮抗していることに驚かされます。私はてっきり日本のみ蚊帳の外と思っておりました。


日本では獣肉忌避の時代が長かったにも関わらず、海洋哺乳動物である鯨は「勇魚(いさな)」と呼ばれたごとく、魚類として食べられて来たのはご承知のとおりです。

発酵・醸造学分野の第一人者、東京農業大学の小島武夫名誉教授は、研究の傍ら世界中津々浦々を旅し、「食の冒険家」と自称するほどの健啖家で有名ですね。その著書「奇食珍食 」の中で、小島先生はわが国の鯨食文化について触れておられます。

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たまたま昨日テレビのバラエティー番組で、日本のタレントがフィリピンのジャングルに住む部族の村へ行き、そこの村で部族と生活を共にするという番組をやっていました。そこで食べたその部落一番のご馳走が、なんとミズオオトカゲの肉。近くの沼や川で獲ってきたオオトカゲを素早く解体し、ココナッツミルクで煮込む。アツアツの肉塊を頬張る部落の民。

小島先生は、我々の身近でない動物が食べられていることを知ると、何んとなしに違和感が生じるのは、どこの民族でも同じであろうと書いておられます。

その意味では、日本人が鯨を食べるのを見て他の民族が違和感を覚えるのもわからないではないと。

魚、鳥、哺乳類から爬虫類・両生類、はたまた軟体動物・腔腸動物、昆虫まで、普通の人ならまずは口にしないだろうといういわゆるゲテ物、小島先生はそのすべてを賞味しつくし、その料理方法、味、風味についてこと細かく列挙しておられます。もちろん鯨も。

私は小学校の学校給食で鯨の竜田揚げを食べて育った世代ですが、個人的には鯨肉特有の脂のにおいが鼻について、正直美味しかったという記憶はありませんね。

今となっては鯨肉は滅多に手に入らぬ貴重品となって久しく、すでにもうその味の記憶も薄れてしまいました。懐かしい、もう一度食べてみたいという気持ちもわかないというのは、日本人として寂しい気もしないでもありません。

でもミズオオトカゲの肉か鯨肉かと言われれば、そりゃあ~鯨肉を選びますけど。(笑!





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最終更新日  2018年09月11日 11時50分07秒


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