2019/08/29(木)11:50
時代小説が好きPART163「裏用心棒譚(うらようじんぼうばなし)茜の茶碗」
人気時代小説作家・上田秀人の新しいシリーズが出ましたね。
「裏用心棒譚(うらようじんぼうばなし)茜色の茶碗」
茜の茶碗 裏用心棒譚一 (徳間文庫) [ 上田秀人 ]価格:734円(税込、送料無料) (2019/8/29時点)楽天で購入
本シリーズの主人公は、「日雇い浪人生活録」シリーズに続いてまたしても浪人。親の代から浪人暮らしという「日雇い浪人生活録」シリーズの諌山左馬之助に対して、本シリーズでは、主家から密命を受けて浪人に成り下がった元相馬藩士・小宮山一之臣。それもただの浪人ではない。盗人一味の用心棒だというではないか。
はたして主家の密命とは何か?何ゆえ小宮山は、浪人に身をやつさなければならなかったのか?
それを解く鍵は、副題にもなっている「茜の茶碗」。
相馬藩に神君家康公より下された茶碗が「茜の茶碗」といえば、時代小説ファンなら、はは~んと想像がつきますね。あろうことか相馬藩は、その宝物を賊に盗まれてしまったというのだ。
この不始末が幕府に聞こえたら、藩はお取潰し必定。何としても「茜の茶碗」を探し出せ。非常な命が小宮山に下った。茶碗を探し出すまで、帰参まかりならぬ。
小宮山は浪人になりすまして藩の危急を救わんと奔走するのであったが・・・。
武士としての矜持と理不尽な主命の狭間に、小宮山の心は千々にゆれ乱れるのであった。
はたして茜の茶碗は見つかるのか?小宮山の帰参は叶うのであろうか?
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