カテゴリ:ひとり言
めん類になくてはならない薬味といえばネギ。その薬味に使われるネギの東西の違いについては、以前触れたことがありました。 「白ねぎ」は東日本、「青ねぎ」は西日本といわれるなかで、それでは東西の境界はどこにあるのか? 白ねぎと青ねぎの不思議な地域分布を探ると、それぞれの地域の風土に根付いた食文化の違いが垣間見れて、ひじょうに面白いですね。 ウエブトピックスより 東西対決の境界は? 白・青ねぎの分布の謎 同時に配信されている地図に引かれた境界線は、まさしく私の住んでいる地域(富山県高岡市)の上を走っています。東へ行けば白ネギ、西へ行けば青ネギということですが、富山県は概ね白6割、青4割の比率で混ざったネギが使用されているようですから、やはり東西の中間ということになるのでしょうか。どちらかと言えば白といえるかもしれません。 では、わが郷土富山県では、ネギはどれだけ生産されているかというと、農林水産省の資料によっよると、3260トンで全国31位。シェア率ではわずかの0.71%に過ぎません。ということは、白ネギか青ネギかを論ずる前に、そもそも普段口にするネギの大部分が他の都道府県から入荷したものということになりますね。 資料を見ると、ネギに限らずほとんどの野菜でシェア率が1%を切っていますから、富山県では野菜がほとんど生産されていないといってもよさそうです。まあ、それだけ農家の方は米作りに集中しているということでしょうけれど、少し寂しい気がします。 ところでみなさんは、「ねぎたん」ってご存知か? なんじゃそれ?と思われた方、ごもっとも。「ねぎたん」とは、富山県の農業生産者が開発した背丈の短いネギのブランド名なのでした。 背丈が短いから「ねぎたん(短)」、かわいいネーミングでしょ。うどん・そばを全国どこで食べようが、薬味のネギは「ねぎたん」ということになればうれしいですね。(笑! ぜひ京都の九条ネギ、関東の深谷ネギや下仁田ネギのように、全国ブランドに育ってほしいものです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月27日 17時13分37秒
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