2021/05/08(土)11:50
バラとサクラ
日本人に「花は?」と聞けば、10人に9人は「サクラ」と答えるとしたもの。これが西欧人となると、「バラ」と答えるそうですね。
日欧で親しまれているその2種類の植物が実は親類であったと言えば、今度は10人中10人が、「えっ?」と聞き直すのではないか?
私の住む富山県高岡市には、市の中心部に「高岡おとぎの森公園」という大きな公園が整備されています。その公園の遊歩道を散策していて、こんな表示がしてあるのに気づきました。
そこで帰って来てから調べてみると、サクラは「バラ科モモ亜科スモモ属(サクラ属)」、バラは「バラ科バラ族」とありましたから、バラが本家、サクラは分家ということになるのでしょうか?
広い園内には立派なバラ園も整備されています。今年はサクラもそうでしたが、どの草花も例年より1週間から10日ていど早く開花しているようです。バラ園ではバラの花を楽しもうという多くの人で賑わっていました。
ところで皆さんはバラの見ごろが年に3回あるってことご存知でしたか?
植物の複雑な進化については、私の知識のはるかに及ばぬところですが、それでも俄か植物学者(← 私のことです)は、不思議に思うのです。
いったいサクラは、その長い進化の過程でいつ茎に生えている棘を捨て、太い幹を作ることを選んだのだろうか。開花の時期も年3回から1回に減らすことにしたのはなぜだろうかと。
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