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2022/09/10(土)20:52

国葬

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イギリスのエリザベス女王がお亡くなりになったというニュースが、世界中を駆け巡りました。国葬が2週間以内に行われる見通しということです。 そうすれば遅くとも22日までには執り行われるということでしょうか。イギリスと同じ極東の島国でも凶弾に倒れた元首相の国葬が、27日に予定されているということですから、世界各国の首脳は、一週間の間にヨーロッパと極東を喪服をまとって訪問することになりますね。 そろって深い悲しみに打ちひしがれているイギリス国民は、国葬に反対するという人はよもや現れないと想像しますが、極東の島国の場合は、いささか様子が違うようです。 ただでさえ元首相の国葬は、国民の最高意思決定機関である国会の承認も得ずに政府が一方的に決定したのはおかしいとか、前もって費用を明示することなく本年度の予備費から充当しますというのも納得できないとか、甚だしきは自民党が半分持てよとか、あまたの批判が湧き起こっていたところです。支持率低下に慌てた首相が閉会中の国会を開いて説明しますといって、国会が開催された。 まあ、今回の国葬決定がこの国の法律から逸脱してはいないという苦しい説明はわかったとしても、後出しで費用が16億円も掛かるというのには、別段凶弾を受けたわけではありませんが、驚きのあまりこちらが倒れそうになりました。 ご高齢であったエリザベス女王は、別段ご自身が神に召される時を極東の島国で開催が予定されている国葬の時期に重ねようと意図されたわけではないのは明らかですが、いかにもタイミングが良かった。いや、悪かったというべきか。 ヨーロッパの島国ですべての国民が哀悼の意を深く抱いて国葬に臨む儀式が終わって一週間で、それとはまったく風景の異なる名ばかりの国葬が、極東の同じ島国で行われようとしています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中 この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。 まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。 はじめに 小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。 「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」 そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。 ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。 ・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。 日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。 そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。 「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。 まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。 酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。 世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。 ぜひご一読いただければ幸いに存じます。 ◆酒そば本舗トップページへ◆ **貴方の共感できる生き方がきっとある** にほんブログ村 FC2ブログランキング 人気ブログランキング PINGOO! ノンジャンル

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