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・・・そば!ソバ!蕎麦!・・・酒そば本舗奮闘記!

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2023年01月27日
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カテゴリ:ひとり言

趣味を一つあげよと問われれば、差しさわりないところで読書と答えることにしています。たまに、「読書といわれるとどんな本を読まれますか?」などと聞いてくる人がいて、少なからず慌てます。(笑!
そんな時のために「時代小説を少々」という答えまで用意してあるのですが、いつぞや「ほぉ~時代小説ですか。どんな作家のファンですか?」とたたみかけて来る人がいて、まったく往生しました。(笑!

その方もきっと時代小説のファンなのだろうと想像されましたので、「あなたはどんな作家を読まれます?」とお聞きしたところ、「池上正太郎、司馬遼太郎、藤沢周平、山岡荘八、柴田錬三郎・・・」とずらりと大御所の名を並べられたのには恐れ入りました。

そこで最近は手の内を少し変えて、「将棋を少し。それに囲碁も」と変化球を投げてみたりするのですが、こちらはもっとたちが悪かった。

「ほぉ~、将棋ですか。どのくらい指されます?・・・囲碁もなさると?どのくらい打たれます」と急所を突いてくるので、応手が見つかりません。(苦笑!

・・・恥を顧みず正直に申し上げます。

「ヘボ」と「ザル」。将棋も囲碁もカタカナ2文字で簡潔に表現できてしまう腕前です。(笑!

もう少し具体的に言えば、将棋は王手飛車をかけられた局面で、大長考に沈んでしまう。何を考えているかというと、必死で飛車を逃げることを考えている。自玉の頭に金を置かれて初めて逃げる場所がないことを知るという自称「頭金流」。(笑!

囲碁はというと、4線より内側だと自分の石がシチョウに取られているのがどうしてもわからない。アタリ、アタリと4線まで追いかけられて、初めてハッと気づく「四線シチョウ流」。(笑!

まあ私の場合将棋も囲碁もゲームを楽しむというより、テレビや雑誌で専門棋士の姿や人となりを見聞きし、憧れを抱くという典型的なファンといった方が当たっているかもしれませんが。でもこれはこれで、立派な趣味といえますでしょ。



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「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中


この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。

「酒」と「そば」と


まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。

はじめに

小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。
「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」

そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。
ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。

・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。

日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。
そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。
「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。

まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?

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第一部「酒」編
「過ぎたるは及ばざるがごとし」

古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。

「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。

このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。

大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。

3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?

しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。

すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。

確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。

あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか?

う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。


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飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。

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最終更新日  2023年01月27日 11時50分06秒
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