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・・・そば!ソバ!蕎麦!・・・酒そば本舗奮闘記!

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2018年05月28日
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人気小説家浅田次郎氏は、無類のエッセイイストでもあるのは、浅田ファンなら先に承知のこと。浅田は小説とエッセイについて、自らのエッセイ集「ま、いっか。」でこう述べています。

曰く、小説は頭の中でウソ八百を練らなければ書けないものであり、したがって自分は日々ウソの山に埋もれて暮らしているようなものだと。一方エッセイはその真逆で、ものごとを見たまま、聞いたままを素直に正直に感じ取り表現する感性がなければ書けないものなのだとも。

そんな浅田のウソと正直を一度に味わえるのが、エッセイ集「かわいい自分には旅をさせよ」。何とならば、執筆の合間をぬって、やれ取材だ、やれ講演だと飛び歩く旅について、司馬遼太郎、三島由紀夫について、ギャンブルについて、男の魅力について・・など書き連ねたエッセイ集のなかに、時代小説「かっぱぎ権左」が収録されているからである。

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氏の手掛ける時代小説はもっぱら幕末から明治初めにかけてが舞台。浅田はウソ八百のかぎりを練っているというけれど、武門の矜持にこだわりつつも時代の趨勢に抗じきれず、刀を置き髻を切らねばならなかった侍、とりわけ下級武士の葛藤を描かせたら、浅田の右に出るものはいないのではないか。

明治元年5月15日、錦の御旗を掲げる薩長に下るを潔しとせず、上野の山に籠った幕府旗本、御家人の一部。

三河以来の譜代御家人、百三十石取りの甲府勤番御組頭・永井権左衛門も上野の山に馳せ参ずるはずであった。しかし、いかに250年の恩顧に報いるのが譜代御家人の選ぶ道と自分に言い聞かせたとて、権左衛門は、呆けた母に病んだ妻、4人の子どもを残して大義に殉ずることはできなかった。

すぐに家伝のお宝も底をつき、ふと気がつけば権左衛門は甲州街道小仏峠で追剥をしようとしている自分に驚く。そこに通りがかった一人の旅人。いかにも豊かななりをした商人の風情。

迷い苦しみ躊躇する権左衛門。しかし、ついに己を追剥に落としめる行為を決行してしまうのであったが。

その旅人の商人の名は、福屋吉兵衛。権左衛門が必死で振り下ろす太刀をみごと道中脇差で払い止め、こう言うたではないか。

「無礼撃ちでござんすかい。それとも、はなから"かっぱぎ"のおつもりで」

握り飯やら峠茶屋では蕎麦まで食わせてもらい、権左衛門は吉兵衛に連れられて江戸(東京)の長屋に戻ることに。

いかに元譜代御家人とはいえ、"かっぱぎ"風情に身を落とした己にこれほどまでの情けをかける吉兵衛とは、いかなる人物であろうか?

・・・もしや吉兵衛は?

うすうす気づき始めた権左衛門が、神田三河町に立派な店を構える吉兵衛の住まいの奥にある蔵に案内されて見たものは?






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最終更新日  2018年05月28日 20時46分35秒


2018年05月16日
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食べるものを食べれば、出るものが出るのが生き物の宿命。

本日の日経4面下部に載っていたユニークな書籍の広告。「リキまないで お勉強!!」というコピーには、思わず吹き出してしまいました。

発売1週間で3万部突破したというその本の名は、ズバリ「うんこ図鑑」。




目次を拾っていくと、
●世界うんこマップ
●うんこについての5つのギモン
●くらべてみよう
 うんこの大きさ・色・カタチ
 食べてから出るまでの時間
 うんこのニオイ
 姿を変えたうんこたち
 トイレとうんこポーズ
●くわしく知ろう(一部)
 ゾウのうんこはどっさり・たっぷりこども3人分!
 恐怖……! ハイエナのうんこが白いワケ
 ウォンバットのうんこはまっ四角! そのワケとは?
 うんこを宇宙食としてリサイクル!?
 カバはしっぽのスクリューでうんこをまき散らす!
 コウモリのうんこポーズは逆立ちのさかさま
 うんこを全身に塗りたくる!? クロキツネザル
 うんこをうんこでふく人がいる!?
 ……など
●うんこ対決!
 ラウンド1 経済を動かすうんこ
 ラウンド2 食べるうんこ
 ラウンド3 身を包むうんこ
●ふろく 正しいうんこのつくり方


別に「●くわしく知ろう」とも思いませんが、カバはまだしもコウモリやクロキツネザルに生まれなくてよかったなとは思いますね。(笑!
リサイクルの大切さはよくわかりますが、「うんこを宇宙食としてリサイクル」って、宇宙旅行には行きたくないものです。

「●うんこ対決!」っていかにもおどろおどろしいではありませんか。
ラウンド1については、うんこをするにはものを食べなければならない、ものを食べるにはものを生産しなければならないという連鎖が生まれますから、これがすなわち経済ということでしょう。ラウンド2は、宇宙食でも触れたようにご免被ります。
同様にラウンド3 も、クロキツネザルのようなことはないにしても、別のもので身を包みたいものですな。(笑!

極め付きは「●ふろく 」

・・・皆さん、普段より正しいうんこを意識してつくっていらっしゃいますか?(大爆笑!






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最終更新日  2018年05月16日 12時10分06秒
2018年04月27日
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浅田次郎の短編集「神坐(いま)す山の物語」の冒頭に収録されている「神上(かむあが)りましし伯父」。

常にではないがときどき、私には見えざるものが見え、聞こえざる声が聞こえるという「私」の独白の形でつづられていくこの話。

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母親の実家が代々霊山として知られる武蔵御嵩山(みたけさん)の山頂にある神社の神官の家の出という血筋がそうさせるのか。「私」は神職を継ぐ伯父(母親の兄)の死が、母親にもたらされる前に知ることができたという述懐から、この不気味な話は始まる。

「私」が初めて体験した御嵩山の神道の流儀に乗っ取った通夜、葬儀、葬送が、実におどろおどろしく巧みに描かれている。そしてその節々で、「私」は伯父の姿を目にするだけでなく、意思を通わすことができたというのだ。


「おかあさん、ちょっと」

私は膝を抱えて、震えながら言った。
「おじさんがいるんだ」

母は顔色を変えた。
「どこに」

「僕のすぐそばだよ。あっちのほうには、おじいさんも、ヒゲのおじいさんもいるんだ」


生命は父母から授かったわけではなく、それこそ神代から連綿と繋がって、この肉体を生成しているのだと知った。

伯父の死と葬儀を通して「私」は人が「神上(かむあがる)」ということを知ったのだった。


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最終更新日  2018年04月27日 14時40分04秒
2018年04月25日
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浅田次郎の短編小説「鉄道員(ぽっぽや)」。高倉健主演で映画化され大ヒットしたので、ご存知の方多いのではないか。

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主人公は北海道のローカル線のさびれた終着駅の駅長を長年勤めあげ、今春定年を迎える佐藤乙松。幼い一人娘を亡くした日も、愛する妻を亡くした日も、彼はずっと駅に立ち続けてきた。

かっては炭鉱で賑わったこの鉄道もこの3月で廃止になることが決まり、その最後の正月となった雪深い日に同僚の杉浦仙次(映画では小林稔侍が好演していた)が、リゾートホテルへの再就職を勧めに乙松の元へやって来たのだった。

鉄道員一筋の乙松はその申し出を受け入れようはずもない。最終の昇り列車を出したあと二人は懐かしい昔話を肴に酒を酌み交わし、床に就こうとしたのであったが、乙松は駅舎にセルロイドの人形が一体忘れられているのに気づく。

その夜と翌日、3人の姉妹が次々とその忘れ物の人形を取りに乙松の元を訪れるのであったが。

仙次が翌日の昇り列車で帰った後、やって来た長姉と思われる少女の後ろ姿を目にした乙松は、もしやと驚くのであったが・・・。


北海道の雪深い町の駅舎を舞台に、鉄道員として生きたひとりの男の孤独と哀愁をみごとに描く「鉄道員(ぽっぽや)」。お奨めの一冊です。




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最終更新日  2018年04月25日 12時20分06秒
2018年04月21日
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粋でいなせを身上とする江戸っ子が嫌うものを一つだけあげるとすれば、「薄情な野郎だぜ~」と後ろ指を指されること。

江戸は下町本所おけら長屋の住人は、誰一人とってもその日その日が精いっぱいの貧乏暮らし。喧嘩早くてお節介、その上そそっかしいの三拍子そろった連中ばかりだけれど、他人の難儀は黙って見過ごせない。

そんな長屋の連中がくりなす人情話満載の「本所おけら長屋」。

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笑いと情緒に溢れるこれぞ江戸人という長屋の住人がくりなす騒動が次から次へ。人の優しさが心に泌みる、笑いと涙の連作時代小説シリーズ第1弾。

当時の長屋の住人の人情の機微は、以前「江戸川柳で現代を読む」でも取り上げましたが、「本所おけら長屋」はまったくそのとおりの長屋。

笑えて、泣けて、心温まります。





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最終更新日  2018年04月21日 15時37分47秒
2018年04月13日
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人気小説作家浅田次郎は、そのエッセー集「パリわずらい江戸わずらい」に収録された「ドリームメーカー」の中で、自分が世にも不思議な才能の持ち主であることを書いている。

それが浅田の文才のことであれば、あえて指摘するまでもないことなのだが、なんと驚くなかれ、浅田は眠りに着く前にこれから見たい夢のストーリーを思い浮かべ、そしてその通りの夢を見ることが出来るというのである。

してみれば、浅田の"夢"を題材にした長編小説「ブラック オア ホワイト」も、浅田の特異な"夢見"をもとに書かれたものなのだろうか?


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「ブラック オア ホワイト?」

ことの始まりは、スイスの湖畔のホテルでバトラーから差し出された二つの枕。白い枕で見る夢は良い夢、黒い枕をあてがえば悪い夢。

エリート商社マンの都築は、仕事先のスイス、パラオ、インド、中国、日本で不思議な夢を見る。そこには決まって白黒二つの枕が置かれていて、都築はその一つを選択してしまう。

「ブラック オア ホワイト?」

恐ろしいことに、夢に呼応するかのように現実の都築の立場も少しずつ変わっていくのだった。

夢の中には決まって、元南満州鉄道の理事で、戦後は商社マンに転身して活躍するも、ニューヨークで客死したという都築の祖父が現れる。

読み進めるにしたがって読者は、この夢の中でしか会えぬ祖父の存在が、都築の商社マンとしての現実の生活に大きな影響を与えていくことに気づく。

祖父はもしかして・・・。夢か現か、都築はいつのまにか現実を飲み込んだかのような夢の世界に翻弄されている自分に気づくのであったが・・・。






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最終更新日  2018年04月13日 12時20分07秒
2018年04月09日
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今手にしている本。島崎 晋 著「ざんねんな日本史」。

学校の授業はもちろん、小説やドラマでも描かれることのない「ざんねんな」歴史の真実とあります。誰もが知っている歴史上のヒーローがこんなだったら、なるほど「ざんねん」に違いありませんね。



書かれている項目を見ていくと、なるほど残念。

柳生十兵衛は隻眼ではなかった。
一休さんは酒好き女好きの生臭坊主。
鬼平はインサイダー取引に手を染めた。
巌流島の決闘は一対一ではなかった。
鼠小僧は貧乏人に小判を恵んでいなかった
大石内蔵助は心底遊興生活を楽しんでいた。
西郷は陰嚢が肥大して歩けなくなった
秀吉は賭け碁に負け伊達政宗に側室を譲った。
源頼朝は北条政子に頭の上がらぬ恐妻家。
種子島の鉄砲伝来は中国船だった。
「板垣死すとも、自由は死せず」は創作?
野口英世は渡米費用を芸者遊びで散財


あの柳生十兵衛が隻眼でなかったなんて、そんな十兵衛が出て来る時代劇、面白みが半減します。松方弘樹だって、千葉真一だって隻眼で剣を振るうからカッコ良いんですよね。

「鬼平」と聞くだけで悪人盗賊が震え上がったというあの火付け盗賊改め方首領、長谷川平蔵が銭相場でしこたま儲けていたって知ったら、捕らえられた盗賊はさぞ嘆いたに違いありません。盗みなどせず、俺も相場に手を出すんだったと。

宮本武蔵は巌流島に一人遅れてやって来たのではなかったのか?小次郎より先に数人の弟子を巌流島に渡らせておいたなんてズルイ。

今話題のせご(西郷)どんは、太っていたらしいということは知っていましたが、あそこも腫れ上がって大きかったとは。田原坂の敗因が大将の股ずれにあったとは、NHKも脚本出来ますまい。


学校の授業はもちろん、小説やドラマでも描かれることのない「ざんねんな」歴史の真実。肩肘張らず手軽に読めて、オモシロイ。お奨めの一冊です。



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最終更新日  2018年04月09日 12時21分31秒
2018年02月28日
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人気時代小説作家上田秀人の「表御番医師診療禄」シリーズは、本作で早くも第11話。その副題は「埋伏」とありました。

埋伏を字引きで調べてみると、「うずもれ隠れること。ひそみ隠れること。また、待ち伏せすること」とありますから、これは穏やかではありませんね。

いったい何者がうずもれひそみ隠れて、誰を待ち伏せしようというのか?

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表御番医師診療禄11 埋伏 (角川文庫) [ 上田 秀人 ]
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時は5代将軍綱吉の治世。綱吉の寵姫お伝の方の担当医師となった御広敷番医師の矢切良衛は、医師溜で当直医師より昨夜大奥の御台所の食事を作る仲居が腹痛を起こしたことを知らされる。食事は中奥で取ることを基本とするが、御台所やお伝とともに大奥で夕食を取ることもある綱吉。その綱吉の食事に携わる仲居が変調を起こした。

しかもその仲居は、かってお伝と綱吉の寵愛の座を巡って争い大奥を追われた側室お露の方に仕えていたというではないか。

将軍の食事にもしや・・・。小納戸頭となり綱吉の側近くに仕える柳澤吉保にこのことを報せた良衛は、将軍に提供する料理について秘かに調べるよう厳命される。

将軍の料理を調べるべく奔走する良衛は、将軍の食事に携わる御膳所と、体調を管理する奥医師たちに関する驚愕の事実を掴むが・・・。

その良衛に秘かに埋伏し、襲い掛かろうとする新たな輩が現れる。

・・・良衛危うし。

はたして良衛は周到に仕組まれた罠と陰謀を切り抜け、綱吉を守ることができるのだろうか?




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最終更新日  2018年02月28日 12時20分05秒
2018年02月12日
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一度読んだ本をもう一度読み直すということ、そうそうあるものではないでしょう。

本棚に手を伸ばし、つい手に取ってしまう本。この本はこれで何度になるだろう。


「人生で必要なことはすべて落語で学んだ」(童門 冬二著 PHP文庫) 



趣味はと聞かれれば、すまし顔で「落語観賞でしょうかねぇ~・・・」などと答えたいものです。その上人生で必要なことを学ばせてくれるというのなら、なおさらというものでしょう。


目次を見ていくと、
風流に生きたい/底抜けに明るい生き方/貧しいけれど豊かに暮らす/ケチと倹約のちがいは?/挫折したって歩いていける/夢をかなえる法/老後なんて心配するな/コンプレックスをプラスに変える・・・等々。

どうです・・・。皆さんも普段このようなことで思い悩まれたことがあるに違いないでしょう。

筆者はこのようなことをすべて落語から学んだと言っています。どうぞ"落語人間"におなりください。"落語人間"として生きていくことは、楽しくて幸福なことでもあると。


人生を上手に生きるコツは、「笑い」の中にあるということを学ばせてくれる本。お奨めの一冊です。






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最終更新日  2018年02月12日 12時20分05秒
2018年02月04日
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あの水城聡四郎が戻って来た。

今読んでいる本。上田 秀人 著 「聡四郎巡検譚 旅発(たびだち)」

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旅発 聡四郎巡検譚 [ 上田秀人 ]
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「勘定吟味役異聞」シリーズ、「御広敷用人 大奥記録」シリーズで活躍した聡史郎に下った命は、「道中奉行副役(そえやく)」。

禄高五百五十石の勘定方を務める旗本の家に生まれた4男坊の聡四郎。次兄、三兄はすでに他家へ養子に出され、家を継いだ長兄の下で厄介叔父として養われる身を嫌い剣の道を選んだ聡史郎を見い出したのが、当時まだ紀伊藩主であった後の8代将軍吉宗。長兄の突然の死により水城家を継ぐことになった聡史郎は、吉宗直々の引きによって勘定吟味役として抜擢される(勘定吟味役異聞シリーズ)。さらには大奥改革を目論む吉宗は、聡史郎を御広敷用人として大奥に送り込む(御広敷用人大奥記録シリーズ)。

道中奉行副役とはいったい何をすればよいのかわからぬまま旅に出ることになった聡史郎だったが。


聡四郎に反目して御広敷伊賀者頭の地位を追われた藤川義右衛門は、京の闇社会を束ねる利助に取り入り、行く行くは江戸の闇社会を取り仕切り、聡四郎と吉宗に復讐しようと機会を伺っていた。

道中の監察権を併せ持つ目付衆にとって、吉宗が突然言い出した道中奉行副役は、心持穏やかならぬ役職。吉宗の次の狙いは目付の権限縮小にあるのではないか、断じて聡四郎に手柄を立てさせるわけにはいかぬと考える。

吉宗の大奥改革によってかっての勢力を減じてしまった6代家宣の正室天栄院の実家、京近衛家も吉宗と聡四郎を良からず思いながら、秘かに機会を伺っていた。


まずは東海道、そして中山道を経て江戸へ戻ろうと旅立つ聡四郎を待ち受けるは、いかなる試練か?

はたして聡四郎は「道中奉行副役」の任を無事果たし、吉宗のもとに帰ることができるのだろうか?




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最終更新日  2018年02月28日 10時48分38秒
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