2008/03/10(月)23:24
ニュピ ~新月による新年~
( 前々回からの続きです )
月が欠けてゆくとともに、すべての自然が清められた後は・・・・
これがニュピ(新しい年)。 うお座の新月です 。
すべて欠けて、月からの明かりが全く無くなるこの新月の日。
バリは、信じられないような静寂さに包まれるのです。
観光が資源であるはずのバリ島が・・・
飛行機をはじめ、空、陸、海、交通機関は全面ストップします。
そのために身動きがとれなくなるだけでなく、まったく何もできないんです。
というか、何もしてはいけないんです。
音をだしてはだめ、火を使ってはだめ、電灯をつけてもダメ、
外出もだめ(取り押さえられます)。
修行に入る人は、断食をします。
旅行中の観光客は、ホテルに軟禁状態です。
日常のあらゆる営みが停止します。
神が住む島の人達は、何もせず、ただゆっくりと年のはじまりの日を過ごすのです。
それだけ神聖で、厳かで。
精神を統一しながら、静かに新しい年のスタートを切るのですね。
数日前から続く、この儀式の光景は、
まるで、古いもの、悪いもの、滞っているものを、吐き出し、洗い流し、浄化し、
(はじまりである)新しいエネルギーが入ってくるのを、穏やかに待つためのように感じました。
ふと、これが、呼吸法の原点、エネルギーの流れを作る原点かなぁと。
そして、地球上にある自然のエネルギーを借りながら、
人間、神(信じているもの)、自然、を調和させているように思いました。
儀式には、五行のエネルギーも関係していると感じました。
(五行のエネルギーのことについては、またあらためて!)
さらに、新月がうお座に入ったときは、
「宇宙のパワー」とか、「天に身をゆだねる」とか、「愛」、「魂」、などに関係する事象がでてきます。
すべてを創生している天空に感謝しながら、宇宙の一部である自分自身をみつめなおす。
あらためて、大宇宙と小宇宙に耳を傾けるような・・・
不と無の中で、そこだけすっぽり何かに包まれたかのような
とても不思議な体験をしてきたのでした
そして、この時私は、私自身の最大パワー周期に入っていました。
この話は、また後ほど^^。