自然素材の家 SEF社長の日記

2008/06/10(火)10:18

昨日の補足

仕事の話(239)

まず一つ目 “1 お客は自分がいままで持っていた言葉や経験をもとに    情報(広告内容)を理解する。” 専門用語や、自分たちだけに伝わる言葉や言いまわしは避けて 一般的な言葉を使って表現する。 × 専属インストラクターがあなたのケースをシュミレーションします。 ○ 内容を充分理解した担当者が、あなたにピッタリのコースを   その場でお選びします。 × 専門のディスペンサーによる調整。 ○ 経験豊なスタッフが納得ゆくまで調整します。 二つ目 “2 お客の持っている情報と、こちらの持っている情報に    共通点がない限り、情報は伝わらない。” これはその文字のままなのですが、別の角度で補足するなら 人間は伝えたことを、相手も自分が意図した通りに理解してくれていると 思い込むものだということです。 例えば、以前テレビコマーシャルにもありましたが NTTのBフレッツというインターネットサービス、 『遠隔操作でご自宅のパソコンを設定』と言っていましたが 実際にサポートを受けて不便を感じたことのある人に言っているのか? あるいはまったく経験がなくて、インターネット接続もできない人に言っているのか?  こういう人に言っても、 遠隔操作の設定と言ってもどれくらい伝わるかも疑問です。 いままでは『これこれこういうのが普通です』とか 『自分でここまでやるのが当たり前の世界です』とか 現状をわからせないと、伝わらないとは言いませんが、 もっと工夫すれば、さらにメッセージが届きやすいのに惜しいかぎりです。 私の地元でも、インターネットサービスの広告がありましたが、タイトルが 『 パソコン遠隔サポートサービス「リモートコール」開始。』 というものでした。 そのままですよね。 伝えたいお客がどこまでわかっているのか 出発点があいまいで、はっきりしていない。 これでどう伝わるのかを、もう一歩踏み込んで考えたらと思います。 もったいないですね。 三つ目 “3 ある事象が起きていても、お客がそのことを情報として    とり入れるまでは、それは無かったと同じ状態である。” これは前述の二つとは異なります。 本来の『情報理論』での意味はこういうことです。 例えば、いま日本のある地域で地震が発生して、 あなたがお世話になった人が怪我をしてしまいました。 しかし後日のニュースや通信で知らされる瞬間までは、 あなたの中では地震も発生していないし知人も怪我をせず 元気なままで存在している、という解釈で使われています。 これを広告やマーケティングの 観点からとらえると ・お客は実は何がほしいか自分でわかっていないということ。 ・あるいは何を必要としているか気づいていない場合がある。 広告で応用すると次のようになります。 『●●●の方に便利です』 『●●●の方に必須です』 と言っても 本来それを必要としている人が、自分にはまったく必要とは 気づいていない場合が多いつまり『●●●の方』っていうのが 自分のことだと思っていない、ということです。 メタボリック予備軍の人がいて、本人は気づいていない、 どういう状態がそれなのか情報がないからです。 その場合は 『仕事をしていて●●●ではありませんか?』            ↓↓↓ “実はそれはとっても危険な●●●の状態です”と気づかせる。 あるいは 『タイヤの状態が●●●のようになっていませんか?』            ↓↓↓ “もしもそうなら放っておいたら●●●になる可能性があります” たとえば 『あなたの保険●●●ではないですか?』            ↓↓↓ “それならあなたは人生で●●●という損をしています” 一例を言うと、こんな感じになります。 情報を伝えるための基本は、むずかしいことではなく やはり基本に立ち返って ・お客となるターゲットは誰なのか ・あなたは何者か ・お客に何を提供できるのか この3点を明確にする、ということに尽きますね。 ================================================== SEF 迫田工務店のホームページ お問い合わせ&住宅情報メルマガ申し込み ==================================================

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