タイの洪水のよもやま
大震災後にタイに行った時「気持ちはありがたいけどお金は要らないよ。タイにはタイ人のためにすべきことが山ほどあるでしょ!」と言って、少々反感を買ったサクサク。(少々じゃなくてかなりだったかも)けど、今になってその言葉の意味をわかってくれたんじゃないかと思う。チャリティーの気持ち自体はとても崇高なことだと思うけど、反射的に反応して、根本的に抱えている問題をマスクしてしまっては意味が無い。今回の洪水についても、「ほれ見たことか」というのが、正直な感想。50年に1度の洪水だったら、結構な数の人が、人生で2度経験するんだから、対策を立てていてしかるべき。実際数年に一度はバンコクを守るために上流のどこかに放水して実害が出ている。そもそもバンコクは恒常的に水没の危機に直面していて、治水対策が急務だと言われている場所。タクシンが治水のプランを立てていたのに、クーデターなんてしちゃったもんだから、その後全く手付かずで、今回のような惨事を招いたんだよね。今回降った雨の総量は、例年の1.4倍程度とのこと。来年2倍降ったらどうすんのさ?あふれた水の停滞はおそらくどうにもならないんだろうから、来年に向けた対策を早くねってほしいね。巨大放水路でも作んないとダメかもね。広島で一番大きな川はウチの直ぐそばの太田川放水路。治水のための人工の川なんだよね。単純に流域面積を増やせば水は溢れないんだろうから、国策でやっちゃうしか無いと思うね~。裏金もらったら懲役5年とか特別法を作っとかないと、資金の半分は誰かのポケットに入りそうだけど。