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一時期、故郷二見が浦の歴史を勉強したことがありますが、このロープウェイの運営会社の記事には誤りがあると思っています。一つには音無山の名称由来、二つ目は音無山の位置です。音無山の名称は『倭姫命世紀』という江戸時代に書かれた偽書と言われているものからの引用を根拠にしていますが、引用部分は倭姫命が佐味姫と出会った場面のことで音無山という言葉は確か倭姫の口から発せられていないと記憶しています。二つ目に関しては、音無山と呼ばれる山は二見浦にもありますが、鎌倉時代にはもうそれがどの山であるか分からなくなっているという記述が坂十仏(あるいは坂士仏)の紀行記に書かれています。また、音無山という名は各地にあるらしく、その名の由来は「こだまが返ってこない山」ということだそうです。ちなみに私は現在音無山と言われている山は、本来「佐味山」と呼ばれていたと考えています。また、そのふもとを流れて海へ注いでいる川も鮫川ではなく佐味川であると思います。参考までに。
(2018.10.08 23:10:41)
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