2006/12/15(金)23:56
北信濃をぐりんと。
今年のうちにやっておきたかったこと 「信州一周。」
12年前高校のときに初めて一人旅した想い出のコースを、もう一度原点回帰でまわってみたくなったのだ。
当時はホンダのモンキーというちっちゃな原チャリの荷台にスポーツバックをくくりつけて、学校サボって4日で一周した。750キロ位だったかなー・・あの時の感情は、今でも鮮明に覚えてます
今のボクがあるのはあのときのお陰。遠回りしてるけどいいコに育ったとおもうよ~ な、ちょうど干支1回転の節目にもういっかいぐりんとしておきたかったのだ。
仕事がちょこっと入ってて分割だけどね 当時のモンキーを今もいじりながら大切にしてるので、そいつで行ったれ~と計画もしてたけど寒かったので断念>< ヘッポコですよ でも来年ヘッポコは返上してやりますよ みとれよー・・・ ないかも。
軽井沢の同業他社友人らの忘年会にお呼ばれして、「戸倉上山田温泉」という信州一ピンクで怪しい温泉街で一泊。 雰囲気あったね~
奇麗な身のまま翌朝脱出して、とりあえず聞いた名前の土地には行ってみようという気になりドライブ開始。
戸倉上山田ー聖高原(麻績村)ー生坂村ー穂高町(安曇野市)ー池田町ー大町市(大町温泉郷)ー木崎湖や青木湖経由 白馬村ー 鬼無里村ー戸隠村ー黒姫高原ー野尻湖ー斑尾高原ー飯山ーで、野沢温泉。
意外と無理なくいけた。こないだの南信が地図無しで主要道が多かったので、今回は高速でもらえるざっくりした地図をちょっとだけ便りに田舎道をぐりんと駆け巡った。
結果だいぶ遠回りと迷ったけどねー
それでも山間の集落などに迷い込んでしまうと、現代社会に取り残されたような光景が各所で見受けられる。その土地で育つ子供と生活する人間の一日を勝手に描いてみると・・なんか微笑ましい絵がうぶんだよね いろりのある旧家。ガチャガチャのテレビ。軒に干した大根がよく似合うし、庭先で土をいじる小さなほっかむりしたばあちゃんがもう風景の一部だし。。 田舎万歳です。
大町温泉郷にややガックリし、シーズン前の白馬のアルプスにヤッホーし、鬼無里のいろり旧家の蕎麦屋が定休でへこんで、別の店の蕎麦がまあまあで、戸隠のうずら屋と向かいのおきにいり店が休みで腰砕け、隣の「徳善院蕎麦の宿坊極意」http://gourmet.yahoo.co.jp/0006711688/M0020001326/という店名の気合いに笑い、でも旨かった、、黒姫で我が別荘名の由来の一つでもある《CWニコル》の気配を感じ、野尻湖でナウマン象の歯を想い出し、斑尾タングラムで三四郎さんが浮かび、飯山で豪雪地仕様の基礎の高い住宅を目にし・・・目的地の「野沢温泉村」まで来ちゃいました。
野沢温泉村はね~いい街ですよ。
街自体へ1本の県道で出入りする為、閉ざされた山の集落って感じが漂います。恐らく集落から門外不出の、、なんだ?忍術や野沢菜レシピや超温泉卵等々、独自の文化が守られていそう 皆知らないけどこっそり受け継がれてるナンカを村全体で隠し伝承してるもんがあるような気配を感じるのは気のせいでしょうか
野沢温泉には40の源泉と13の外湯がある。
そのほかに各旅館ごとのご自慢風呂もあるんだけど、坂の温泉情緒ある街ではやっぱり外湯巡りを楽しみたいっすね
だいたい入り口に「賽銭箱」があって寸志程度で入れます。各湯の管理組合みたいなもので維持管理をしていて、基本的には観光客用ではなく地域住民のお風呂代わり、いわゆる銭湯みたいなものだったみたいね
小雨降りしきるなかキャッキャキャッキャはしゃぎながら一人で7湯もハシゴしてしまったよ。
途中オッサンと裸で写真取り合ったり、隣の女湯から聞こえてくるオバサンと旅人と思われる方との会話に心まで温まったり、挨拶にはじまり挨拶に終わるマナーありきの地元民との気持ちよい交流などなど、つかの間だけど深い旅気分に浸れて本当に気持ちよかった。
。。帰り超眠かった。
帰りは長野でて友人とお茶したんだけど、ドど田舎を巡ってきただけに地方都市のデカさに愕然としてしまった。。
あんな斜面値に佇むわらぶき屋根に住むムスメムスコには、シンジュクとかシヴヤとかな街には出てほしくねーーと思ってしまう。
そんな1日。385キロだった。
12年前の逆周り。車で楽々だったけど、郷土愛が深まった。
自分の住む國をいちどぐるっと巡ってみるといいですよ
あとは年内に東信地方をもういちど見直してみようぞ。