テーマ:ねこといっしょ(9471)
カテゴリ:猫
ブ ロ グ の 効 用
あと半月で、ブログを始めて 一年になります。 一番よかったことは、素晴らしい友達がたくさんできたこと。 そのほとんどが、同じブログをなさってる方です。 でも、中には、ブログは見るだけの方もおられます。 Aさんもそのお一人で、私のブログを見て、 親しくお声をかけてくださいました。 昨年末、ニコを失った直後でした。 いただいたメールは、とても温かく心和むものでした。 私のニコに関する日記を全部読んでくださった上での、 お心のこもったものだったからです。 日記だけでなく、私がブログ友達からいただいたコメントも、 ご覧になっていたようです。 メールのやりとりをしているうちに、 Aさんが、私たち同様、犬も猫も小鳥もお好きだということが分かってきました。 特に猫が大好きで、一度に最高18匹と暮らしたご経験があるそうです。 いきものと暮らすことの喜びも、愛するいきものを失った者の悲しみも、 ほんとによくご存知のAさん。 そのAさんから、最近、とても素敵なプレゼントを頂戴しました。 上の写真のなかの、二匹の猫がいる絵がそれです。 葉書大というか、絵葉書そのものなのですが、 この絵を封筒から取り出すや、 大きな感動がこみあげてきました。 「ニコ と さくら !」 描かれている二匹の猫が、私にはそう見えたのです。 添えてあった一筆箋は、私の感動をさらなるものにしました。 「デザイナー・山城隆一さんの絵 ― これがいちばん好き。 でも、あなたの所に行きたい、と言っています。 さくらちゃんが少し大きいですが」 やはりニコとさくらがいる絵として送ってくだっさたのです。 さくらはやせていて、まだ幼さをのこしたまま逝った子でした。 あの子を思い出すたび、大きくしてやれなかったことを詫びている私です。 ですから、大きくなったさくらを見るのは、 たとえ絵であっても、なんともうれしいものです。 私はお礼のメールにそのことも書き添えました。 Aさんから、こんどは、こんなメールが届きました。 「あの絵葉書は長く持っていたものですが、 ふつうの白猫だと思っていました。 あの日、何気なく出して見てびっくりしました。 目が空色をしていました。ニコちゃんだったのです。さくらちゃんもいて…。」 ああ、ニコとさくらはこうして、 私たち家族以外の人の心のなかにも 生かしていただいているのだ、そう思ったとたん、 涙があふれてしかたなくなりました。 Aさんのメールには、さらに、ハヤカワ文庫の<ココ・シリーズ>のカバーは ずっとこのデザイナーの絵の猫だということや、 Aさんがこのデザイナーの絵の複製や絵葉書を 蒐集してこられたことなども記されていました。 Aさんは、ご自分の大切なものを、喜んで私にくださったのです。 私がこの絵を、 自分の一番気に入りの場所に飾ったのはいうまでもありません。
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