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駅まで、母に車で送ってもらった。
降り際、母が優しい声で言った。 「ちゃんと帰って来いよ」 微かに微笑んで頷けた気がする。 電車に乗ると、メールが入って来た。 妹からだ。 “途中で死なないでよ! 待ってるからね!” “分かってるよ。 死なないために行くんだ。 戻るまでチビを頼む。” 薬を処方してもらい、注射も打ってもらった。 いつも朔羅を助けてくれる人に会い、だいぶ楽になった。 帰りの電車の中で考えた。 落ちてる自分は嫌になる。 それでも、立ち上がろうとする自分は好き。 それは決して楽なことではないけれど、 不様にもがいて、カッコ悪くても、 何度でも立ち上がろうとする自分は好き。 立ち上がってやるんだ。 何度だって。 鬱でも、こんな日記が書ける自分が好き。 そんな自分に、自信と誇りを。 そして、希望を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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