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硬くなってしまった筋肉の問題点。それは身体の中で「水」が流れにくくなることです。
ヒトの体内には血管とリンパ管が張り巡らされていて水を運んでいます。同様に血管とリンパ管の間、細胞と細胞の間にも体液が循環しています。これが間質リンパです。 元気な筋肉は、収縮と弛緩を繰り返すことでポンプの役割を果たしています。筋肉のこの働きにより、体内には栄養や酸素が入り、また不要な老廃物を追い出しているのです。 と言ってもこれは、軟らかい筋肉が本来の能力を発揮しているときのケース。筋肉が疲労して硬くなった場合はどうなるのでしょうか? おしぼりを例に説明します。 おしぼりを、力一杯絞るとどうなると思いますか? はい!おしぼりに残された水分が出てきますね。水分を絞り出された硬いおしぼりをねじったまま水に浸けても、ねじったままでは水分を吸収してくれません。 いっぽう、絞り上げずにねじれを解いて水に浸けると、おしぼりはどうなるでしょうか? もうおわかりですね! 絞り上げたおしぼりは周囲から引っ張りまくられて疲れ切った筋肉、水をたっぷりと吸うおしぼりは本来の機能を持ったパワフルな筋肉に該当します。 要するに、「硬くなった筋肉は、間質リンパを必要に応じて吸収することができない」のです。 このことからも、痛みのある部分に局所的に対処しても、根本的な解決にならないことがお分かりいただけるかと思います。 筋肉を緩める効果をさらに上げるためには、身体全体を整えていく必要があるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年06月06日 15時22分14秒
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