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今日は、秋分の日。
久し振りに爽やかである。 ただ、時間の経過と共に、青空には白い雲が広がっている。 気温も少しずつ上がってきた。 道端に、燃えるように赤い花が咲いていた。鶏頭花である。 何時も通っている道なのに、今まで気付かなかった。 鶏頭花は、色んな種類・形がある。鶏の鶏冠に似ており、子供の頃、田舎で良く積んで遊んだものだ。 それだけに何となく懐かしさを覚える花である。 ‘秋風の 吹きのこしてや 鶏頭花’ (与謝野蕪村) 世界を吹き荒れている金融危機の嵐が、容易に収まりそうにない。 昨夜の欧米各国の株式市場の株価は、再び大きく下げている。 NY市場では、NYダウが372ドル急落し、金曜日の大幅な上げを帳消しにした。 アメリカ政府・FRBが、発表した公的資金資金導入・不良債権買取等、更に世界先進6カ国の中央銀行と協調もしながら進めている資金融通等対策も、この事態に歯止めが掛からない。 この中で、一番の懸念材料はアメリカが発表した対策の中身が詰まっておらず、しかも、議会を通過していない事である。 中身では特に、不良債権の買い取り価格の決め方が不透明な上、ここが一番の問題点だ。時価で買い取る事が、公的資金を少しでも節約できるが、そうなると、一方で売り手の金融機関(銀行)は、大幅な実損が発生し資本が大幅に減少する。 10月半ばに発表される銀行各社の決算は、大幅下方修正、損失が懸念されるなど新たな問題が発生する。先日書いたように、10月、世界の株価はもう一波乱ありそうな気配だ。 こうした中、金融界のみならず、産業界でも世界に股をかけた買収、資本参加など、業界再編の嵐が吹いている。 昨日だけでも、野村證券⇒リーマンのアジア法人買収(欧州法人も検討中)、三菱UFJ⇒モルガン・スタンレーの筆頭株主へ、後発薬品で世界最大手が日本の「興和」(キャベジンで有名)を買収、等のニュースが報道されている。 この他、注目されるのが、「世界の投資王」であるウオーレン・バフェット氏が、タンガロイ(旧東芝タンガロイ)を完全買収し、率いる企業傘下へ入れた事。 彼は手元に余裕資金3兆円を持ち、次々と世界の企業を買収、着実に資産を増やしている。しかも傘下企業の株価は、最高値に近いものがほとんどだ。 昨年8月以来、エネルギー関連など世界8社を傘下に入れ、今回の米国金融混乱で米大手の金融機関への投資を依頼されたが、見向きもしなかったという。 世界経済は、水面下で大きく変貌しつつある。 こんな最中、新総裁に選ばれた麻生太郎氏は、どのような采配を揮うのか。世界に目を配りながら、政策を打ち出して貰いたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.23 12:01:19
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