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2009年09月14日
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カテゴリ:テンカラ『渓流』
同じポイントでも時間帯や季節別や増水減水でも変わります。
里川では藤の花が咲く季節が目安と言うのが常識ですが、解禁からテンカラでも釣れない事はありません。
テンカラにこだわるなら、3月4月は瀬ではなく瀞や淵の尻で穏やかな流れのところを18番くらいの毛鉤を流せば何とか釣りになります。
私はテンカラに熱くなっていた頃、解禁当初の谷で釣友たちと1メートルを超える積雪の中14番にこだわって4人で毛鉤のみで試し釣りをしたことがありますが、それでも何とか釣れるものでした。
最盛期はどんなポイントでも釣れますが、朝晩はマズメ時に大場所でゆっくり食いつく大物を狙い、日中は遡行しながら瀬のフィーディングレーンを釣り、秋は堰堤や魚止めの滝があれば
その下流100メートル以内ぐらいが遡上魚の溜まる重要ポイントとなり、下流の淵や砂防堰堤ダム湖などにはあまり居なくなる。
更に同じポイントでも増水したら瀬頭や瀞尻の穏やかな鏡のような部分、減水し渇水した時は溶存酸素量の多い瀬尻、堰堤下が狙い目となる。

標高の高い山岳渓流でのイワナ釣りでは最盛期は7月からになることが多い。しかも、早朝のマズメ時より日が射して水温気温が上がってからのほうが魚の出が良くなる。
同じ技量の釣り仲間で時間差入渓して実験したことがある、朝マズメから入渓した仲間の釣果より8時頃から入渓した組の方がいずれも倍ほど釣果に差がついた事(先発組が2人で30~40匹、後発組が2人で60~80匹)で、陸生昆虫の活動や水生昆虫の羽化には気温水温が大きな要素であると実感できた。何度か繰り返したが結果はほぼ同じだった。

堰堤下や大渓流でも渓流魚が成長の過程で学習し無駄な動きなく、もっとも合理的に捕食する事の出来る自然な流れの筋にあるフィーディングレーンに毛鉤を乗せてやらなければ良い釣果は望めない。
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主要な番号の定位点に釣るべき魚が居ると仮定して、最大魚の周りで小物をバラしたり、中型を暴れさせたりすると最大魚も逃げて釣れなくなります。
渓流を釣り上がる途中で重要ポイントで大物が出なくて移動しようとすると大物の影がスーっと白泡の中に消えて行ったり深みに消えていくのを目撃するのは場を荒らしてしまった時が多いです。その目撃した魚体に未練があったら、フィーディングレーンを頭に記憶して置けば夕マズメに回収する事が可能です。夕マズメは大物も警戒心が薄れ、寝る前に腹一杯食事をしようと夢中になっているので、不意打ちに近いほど簡単に釣れるものです。
この時使う毛鉤は釣り人側の視認性を最優先する10番ぐらいの大型のもので充分です。
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大場所では大きな毛鉤で大イワナが出ます。

次回は、毛鉤について書きます。




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最終更新日  2009年09月15日 20時32分37秒
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