サクラマスのブログ

2011/03/19(土)18:19

「東京原発」

決意(25)

「東京原発」 役所広司主演、山川元監督(伊丹監督映画「マルサの女」助監督)で2004年春に公開されたブラックユーモア娯楽映画であったが、 科学的考証や論理の正確さは色んな評価をされた問題作。 原発について考えさせられる映画であり、原発の危険性や必要性を訴え、 更に巨大な既得権益に対する強烈な風刺を秘めていた。 当時の時代背景が造られた原発安全神話と消費電力増加で 国全体がオイルショック後で、発電能力の高い原発にすがり、強力に原発推進を容認していた時代であり 反対派は地域振興が望める原発誘致や地域産業発展の妨げになるとして 自治体も聞く耳持たず切り捨てられたが、常に危険を訴え続ける人たちはいました。 2004年封切の時、私の妻が山川元監督に花束贈呈して市民会館で祝福しましたが、全国的には今ひとつ反応が弱かった感じだったような、原発に関心が寄せられている今なら大ヒット間違い無しの考えさせられる作品と思います。 機会があったらDVDでレンタルして見てください。 以下あらすじと説明↓ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 原発推進派都知事 VS 反対派副知事 × 爆弾マニア! 都政始まって以来の緊急事態発生!!  「東京に原発を誘致する!」突如飛び出した都知事の爆弾発言に都庁はパニックに陥った。推進派、反対派それぞれのもっともらしい意見が入り乱れて会議室は戦場と化し、議論が白熱する中、強引に原発誘致を推し進めようとするカリスマ都知事の真の狙いが明らかになる…。 一方、お台場にはフランスから海路極秘裏に運ばれてきた大量のプルトニウム燃料が到着していた。政府は反対派の抗議運動を避け、そのプルトニウムを一般道路で福井県の原発へ運ぼうとしていたが、それを運ぶトラックが爆弾マニアの若者にジャックされてしまう。 やがてトラックは時限爆弾を仕掛けられて都庁に向かっていた。もし、爆弾が爆発すれば、東京だけでなく日本全土が広く被爆する未曾有の大惨事になることは明らかだった。果たして都知事はこの絶対絶命の危機を乗り切ることが出来るのだろうか!? 都知事暴走!都庁核爆発!? 首都壊滅!? いま、日本滅亡へのカウントダウンが始まった!!  原子力発電の危険性、深刻な電力事情、低迷する経済、迷走する政治、貧窮にあえぐ地方自治、そして未来を見失った若者たち…、現代日本が今まさに抱えている様々な問題を満載し、日本映画史上まれに見る痛烈なブラック・ユーモアとスリル満点で繰り広げられる極上の緊張感、 そして超豪華な演技派キャスト総出演による人間味溢れる一級の芝居で贈る戦慄のパニック・サスペンス・エンタテインメント!  あまりに過激な内容と大胆な表現のため一般公開が危ぶまれていた衝撃の問題作、身近にせまるリアルな恐怖と猛毒の笑いで日本列島を震撼させるプルトニウム爆弾級のインパクトが遂にその全貌を現す! →オフィシャルサイト ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 山川元監督は私と高校で一緒に青春を過ごした同級生です。 原発事故が起きる前に少し過激でもみんなに原発の怖さを訴えたかったのだと思います。

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