釣りの基本に立ち返る。
私の釣りは今では町中を流れる(1970年頃は田園地帯)小さな小さな竜山川と言う岩波地区の小渓流でのチビ岩魚釣りから始まった。当時、尺を狙ってると中々尺は釣れなくて9寸止まり、尺を達成し40cmを狙うと尺2寸止まり、40cmを達成し50cmから60cmを狙うとイワナもヤマメも30~40cmが普通に釣れる。そういう意味で、目標は高いほど大物狙いには良いです。もちろん、ボーズは覚悟の上でやるしかありませんが・・・。 ポンポン引き抜けるヤマメやイワナと違い、体ごと引っ張られるようなあのサクラマスや大イワナ、大型レインボーのパワーを体験したら、40未満の尺物と言われるくらいまでのイワナやヤマメはパーマーク(幼魚紋)が示す通りまだまだ子供みたいな物である事を知るでしょう。 鮎も最初はもちろん数釣りに没頭し、 1日100匹釣る為に中硬竿で繊細な仕掛けを突き詰めた結果、1日100匹は何度か達成しましたが、小さな鮎までカウントするような数釣りはどうでも良くなりました。同じアユ釣りであるコロガシ釣りに至っては半日300~500は当たり前、1日釣った最高記録は747匹。頑張る人は1,000匹も釣るのである。今では数と型どちらも狙える状況なら迷わず大鮎に狙いを絞ります。 更に川釣りのオフシーズンは海に行き、クロダイの50オーバーをルアーで釣る事をメインに、シーバスの80オーバーやショアからの50以上のヒラメなど、たった1匹釣っただけで満足を得られ、家族にも喜ばれる対象として海のルアーフィッシングを楽しんでいます。 だから海を含めたすべての釣りの基本は通い慣れた渓流釣りに見立てる事。更に水槽で対象魚を飼育観察した事で魚の行動性格を把握出来た。これでフィーディングレーンやテリトリ―を利用した釣り全て解決できるのです。尺ヤマメ より 70cmサクラマス! 100匹のアユ より30匹の 大鮎がいい! 尺イワナ より 60cm超大イワナ! 狙いはクロダイ50cmオーバー! スズキは80cmオーバーを狙いたい! 思い込み(信念)や予感こそヒットに至る自信とイメージを作る重要なファクターだと私は考えている。たとえマグレで釣れてもヒットした時やバラシた時のポイントの構成(ストラクチャー・水深流速等)を記憶していれば、そのポイントはもちろん他の土地へ行っても条件が似ているポイントに当たれば不思議にヒットする事が多いものです。 これでヒットに至る過程は完遂できますが、超大物(生涯一度の大物)ランディングにはかなり運が入りますね。特に警戒心の強い大物は立ち位置・ライン強度・キャスティング飛距離・ドラグ設定・セットフック位置このすべてが完璧でないと獲れません。今年も瀬尻三角の逆引きと言う荒瀬に立ち込んで一歩も動けないこんな立ち位置でないとヒットしないポイントで61cmの超大岩魚は獲れましたが、70後半近いサクラマスは散々なファイトの末にバラシてしまいました。しかし、良い経験になりました。一度目のヒットはセットフックが甘かったのかポンピングする前にバラシた為、2度目は強引に行ったら水圧が掛かり過ぎて身切れしたようでした。瀬尻三角理論通りヒットする、横や斜めから狙っても口を使わない大物。今年も思うようには獲れなかったけど、道具もスキルも少しずつステップアップし近付いてまた来年に期待です。アメーバ 『サクラマスのブログ』