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想い出桜~ミナト、たゆたう日常~

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January 16, 2008
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カテゴリ:ライトノベル

こんばんは、桜野草一郎です。

・・・はい、本日のタイトルは見ての通りですね。
『モーフィアスの教室』(著:三上延 イラスト:椎名優)を、本日読破しました。
前にも紹介しましたが、改めてもう一度本の紹介でも。






モーフィアスの教室

著:三上延  イラスト:椎名優

 

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

東京郊外の高校に通う岸杜直人のクラスで、多くの生徒達が見た不思議な夢の"教室"。その夢の中で怪物に喰われた者は、二度と目を覚ますことはない-。
悪夢に囚われた友人達を救うため、直人は傍若無人な幼馴染み・久世綾乃と共に夢の秘密に迫る。
やがて直人は、自分の夢の"教室"にだけ、不思議な扉があることに気が付く。
なぜか綾乃は、「その扉を開けてはいけない」と直人に忠告するが...。
現実世界を浸食しはじめた「悪夢」を直人は止められるのか?そして綾乃の知る真実とは-。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)

三上延(ミカミエン)
1971年生まれ。神奈川県出身。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 

 

 

 

モーフィアスの教室

画像が小さいのでもう一枚。(ぉ;)

 

 

 

 

確か、これを紹介した12日の日記に睡魔に勝てない・・・というような事を言っていたと思いますが、あらすじにも出ているように今回の作品は夢がテーマです。
後書きに書いてあったのですが、三上さん自身もなんだかすごい夢を見ているようです・・・;
自分は・・・夢はあまり見ない、もとい見ても覚えていない方が多いです。
・・・そんな事は置いておいて。

三上さんの紡ぎ出す物語の登場人物は、どうしてこう自分のツボにヒットするキャラが多いのでしょうか。(ぇ;)
今回の表紙を飾っている「久世綾乃」・・・。
三上さんが書く彼女こそまさにツンデ(強制終了)
とまぁ、自分の趣味嗜好も置いておいて。(何)

今回の作品、続き物の第1巻ですが・・・良かったです。
良かったですというと陳腐な感想になってしまいますが・・・;

なんというかもう、やっぱり伏線の張り方が凄いです。
終盤当たりで明かされる真実に驚かされると共に、「なるほど。そう言えば、あのシーンは確かにこう考えることもできるなぁ・・・」と、感心しっぱなしです。

あと、三上さんの作品がスラスラと読める理由(?)は、多分できるだけ短い文の連続で文章を纏めているからではないかと。
・・・何だか訳の分からない事言ってますが、ようは1文1文を短くして、でも全体に空白が目立つようなことはない・・・。
何というかこう、「ふむふむ、次は?その次は?」という感じでドンドン物語に惹き込まれていって、気が付いたら何十ページも読んでいる、というような感じなのです。

・・・いや、必ずしも読んだ人すべてがそう感じている訳では無いのかもしれませんが、少なくとも自分はそう感じています。

そして・・・。
「純珪一」さんのイラストも、三上さんの作品にすごく良く合っていますが、今回イラストを担当しておられる「椎名優」さんの描くキャラクターたちも、三上さんの作品に良く合っていてもはや言うこと無しです。
何と言いますか、両氏とも細部までペンを走らせた緻密なイラストを描かれるのですが、純珪一さんが黒を主体とした細やかな線で、それでもその中で光や儚さを表現される方だとすれば、椎名優さんは様々な色で光溢れる優しい感じのするイラストを描かれる方だと思います。
だからと言って、純珪一さんの絵に優しさが感じられないと言うことではないのですが、こう・・・どちらかと言えばそういった要素が大きいというか何というか。

自分でも段々と何を言っているのか分からなくなりつつありますが、要はお二方の描く絵が好きだと言うことで。

三上さんの作品も、本作で20冊目となるそうです。
・・・あとがきに書かれていて、もうそんなになるのか・・・と思いつつ、さっき本棚にある作品を数えてみると確かに。(ぉ;)
自分が三上さんの作品に出会ったのは・・・確か高校1年ぐらい・・・の時、図書室にあった『ブギーポップは笑わない』(著:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志)や『キノの旅』(著:時雨沢恵一 イラスト:黒星紅白)を見て電撃文庫の事を知って・・・それから本屋で『ダーク・バイオレッツ』(著:三上延 イラスト:成瀬ちさと)を買ったのが初めだったなぁ・・・。
それから5年か6年・・・、月日が流れるのは早いものです。

いつか三上さんのような小説を書いてみたいと夢見つつ、これからもお体には気を付けられて、素敵な作品を出し続けて下さるよう願いたいと思います。

 

何だか熱の入った(?)日記になりましたが、今日はこの辺で~。



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それでは、今日はこの辺で。
では。





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Last updated  January 16, 2008 03:46:36 PM
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