突然ですが、今度…。
今度、両親が家族でなくなることになりました。
…という、1ヶ月遅れのエイプリルフールを言ってみました…と言えればまだ良かったんですが……。
事実です。
それはもう揺るぎないほどの。
こんばんは、桜野草一郎です。
…はい、そう言うわけで本日のタイトルは見ての通りですね。
ここ数日更新が無かったのは別にその事を言われたからではなく、ただ単に時間がなかったり、書こうか書くまいかと悩んでいただけなのです。
宣告自体は結構前にされました。
分かりやすい言葉で言えば、離婚というものですね。
なぜ今になってこんな事を日記に書こうと思ったのか…。
正直、自分でも良く分かっていません。
ただ言えることがあるとすれば、その事実は自分が今まで生きてきた二十年と少しばかりの人生の中で一番ショックな出来事だったということでしょうか。
時間が経った今でも現実が現実でないような、どこか作り物めいた世界の中にいるような錯覚を感じています。
それほどにその事実は自分に対して衝撃を与えたということでもあるのですが…。
話が逸れますが、人は体と心で出来ています。(いろいろと○○の理論があったりしそうですが、まぁ自分としてはということで)
その心…手で触れることのできない部分を現在の状態へと成長させたのは、その人が体験してきたこと、言うなれば「思い出」だと自分は思っています。
嬉しかったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、辛かったこと、苦しかったこと。
笑ったり、泣いたり、怒ったり、喜んだり……。
喜怒哀楽、悲喜交々、そんな様々な事を経験しながら、思い出を作りながら心は成長していき、同時に確とした自分というものも形成されていくんじゃないかと思います。
ではその思い出はどういった人(や物)たちとのふれ合いによって構成されているものなのか…。
それは学校の友達・先生・親戚や近所の人たちなど…人によっていろいろありますし、その比重(のようなもの)も違ってくると思います。
自分にとって思い出を形成しているものというか、それらの人たちの中で一番大きな比重を占めていたのは家族で、その中でも大きかったのは両親でした。
過ごした時間で言えば学校での時間が勝っているのですが、自分にとっては両親や他の家族と共に過ごした昔日の出来事が大きいように思えます。
思い出自体は無くなりはしませんし、書類上ではそうであったとしても家族としての絆のようなものは消えませんが、現実の両親は思い出の中の両親とはもう違います。
一緒の家で過ごして、時に笑いあい、時に叱られて…。
成長した今ではまた昔とは違った感じですが、それでも本質的な部分では変わらなくて、そこにあるのが当たり前で……。
…こう考えるのは変ですね。
例えどんなものであれ、変わらないものなんてありはしないのに、あって当たり前のものなどあるはずなんてないのに。
けれど、それでも……失ってしまうという事を知ってはいても、それを考えることなど微塵もありませんでした。
自分にとってそのことはテレビのブラウン管越しに見聞きするものであり、近しい存在でも人づてに聞くもの…もしくは小説の中での単語でしかなくて、どうしても自分の身に直接降りかかるものだとは想像する事さえ出来ませんでした。
ちょうど同じ時期に読んでいた小説に、『吸血鬼のひめごと』(著:鈴木鈴 イラスト:片瀬優)というものがあったのですが、その物語の登場人物で自分と同じく両親が離婚するという事態になった「池之端絵里香」という少女がいます。
彼女は強く、強く願います。両親にも必至に懇願します。
───いつまでも、三人一緒にいられますように。2人が別れないように。
そんな彼女の願いを叶えたのは「貪」(とん)という、自身の力の一部を相手に与える事で、相手の望みを叶える化け物でした。(無論、後に代償として支払う物があるのですが)
その結果、彼女の両親は彼女の人形のようなものになります。
彼女が頭を撫でて欲しいと思えば撫でてくれ、手を繋いで歩きたいと思えば一緒に手を繋いで歩いてくれます。
けれど、決して両親からは彼女の頭を撫でてくれず、彼女から手を握っても願わなければ握りかえしてくれません。
物語の中のそんな一場面を見て、自分も彼女が言っていたようにどこか現実感を伴わない、小説の中の出来事として捉えていました。
近いうちに、自分が彼女と同じ立場になるとは思いもせずに…。
なんというか…。
多分、未だに立ち直れていないんだろうなと思います。
それを聞いた時に思ったことは、「あぁ、やっぱり…」という納得のようなものではなく、「何で?」という疑問と悪い冗談だというものが全てでした。
宣告から結構な時間が経った今でも、その経緯に至った理由は良く分かっていません。
心の中でそれに関する感情が不完全燃焼を起こして燻り続けている原因の1つに、それもあるんじゃないかなぁとか思っています。
自分は果たして、この事を受け入れようとしているのか、それともただ受け止めようとしているのか、目を逸らそうとしているのか。
それすらも分からずに、立ち往生を続けています。
また話が脱線しますが、それより少し前に「S+Sスピンアウト!」に投稿していた作品に批判のみのコメント(と言ってもほとんど自分も思っていたことなので、酷いとかそういうのでは無いのですが;)を頂いてへこんだりしていたのですが…。
タイミングの悪いことにそのコメントのすぐ後にそれが来て…。
なんでしょうか、3mぐらいの穴に落ちて這い上がろうとしていたら、実はそこが地下の空洞の(薄い)天井で、落ちた衝撃で崩れて更に深い穴に落ちていったというか。(ぇ;)
元の場所に這い上がろうとしても這い上がれず、かといってどこか別の道も見つけることができず、立ち往生していると…。
今の自分の状況を表すなら、そんなところなのかもしれません。
スピンアウトの件については解決したものの、それから制作と投稿をぱったりとやめて(一時休止して)しまいました。
なんというか…自分がそのコメントでへこんだのから立ち直っていないのか、両親のことで立ち直っていないのか、良く分からなくなっているのが正直なところです。
とりあえず、最近になってようやくそれらしいものを書きだしたものの…。
内容が思い切りシリアスなものなので、例え完成しても投稿するかどうかは微妙なところです。
…長々と、また何日もかけて書いてしまいましたが、こうして改めて見てみると文章がフラフラと蛇行運転を繰り返してますね。
最初にこれを書こうと思った時はなぜ書こうと思ったのか良く分からなかったのですが、今になって思うことが1つあります。
多分、自分はこのことに1つの区切りを付けたいんじゃないのかなぁと。
いろいろと思ったこと感じたことを吐き出して整理して、ぐだぐだと悩んでしまっているこの現状から抜け出したかったんじゃないかと思います。
まぁ、スピンアウトの投稿やら何やらと、すぐに以前と同じ状態に戻す…というのはまだ難しいものもありますが、この問題に関してはこれで一旦区切りを付けようかなと。
自分がスピンアウトに投稿したものの中に、
───歩いて、行こう。
───辛く長い、人生という名のこの道を。
───それはきっと、平坦な道ばかりじゃない。
───時には、曲がりくねったり。
───時には、山のように急になったり。
───時には、深く切り立った谷のようになったりする事もあるだろう。
という言葉がありますが…。
まさに今がその時なのかなと。
今回失ったものが乗せられた秤の反対側に、同じ重さの何が乗せられていたのかはまだ分かりませんが、それもこれから考えていこうかと思います。
もはや日記と言うよりは、長々と気持ちの整理をやっているだけになってしまいましたが…;
明日…もとい次からはまた普通の日記にしていこうと思っていますので、もしよろしければまた見に来てやって下さい。
というわけで、今日はこの辺で~。
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それでは、今日はこの辺で。
では。