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テーマ:バラがすき!(30071)
カテゴリ:ピーチヒル開拓の話し
ピーチヒルの開拓 辛く 大変だったのは 全体の5分の1ぐらいまでで ウィリアム・モリス そこを過ぎると なんとなく コツみたいなのが 分かって来て それから先は あっという間に 開拓できた パピ・デルバール(左)とレオナルド・ダビンチ(右下) 家の裏山なので 広い段々畑みたいな感じで 1段目の平地に家があり 裏山2段目にミカン君のワンコガーデン そして 3段目が その頃必死で開拓していた所 パピ・デルバール その開拓が あと少しで終わる頃 まだガーデニングに 目覚めて無かった夫が 休日で その日 知り合いの 左官のおじさんが来ていた ポールズ・ヒマラヤンムスク 私が裏山を開拓していると聞いて 珍しいもの見たさで 左官のおじさんも裏山に上がった その時 何気なく いつか この上の4段目も 綺麗にしたいんだ~と 話した 4段目は 見晴らしが良いから 遠くを眺めると 気分がいいよと言うと そこに上がってみようと 言う事になり その頃 階段なんてものは無いから 3人で 急な斜面を 草を握っては 這い上がると そこは 見事なまでの原野だった 今まで 全く 人の手が入った事が無い場所 そこは 背の高い草がはびこった上 もの凄く大きな葉で ツタのように ツルを伸ばしてはびこる草が 縦横無尽に 覆い茂る 草のジャングルだった それを見た 夫と 左官のおじさんは わ~はっはっと大笑いして こんな所が 開拓できるはずが無い 無理無理 絶対に出来るはずないと 一笑に付され 私は大笑いされてしまった その時 私の中で 出来たらいつか 4段目を開拓しようと 思っていたのが 絶対にここを開拓する! に変わった レオナルド・ダビンチ 左官のおじさんは 薔薇庭になりつつ 山庭を眺め あ~バラなんて 派手なだけで 奥ゆかしさも何も無い 山の庭に バラなんか合うはずが無い 山には 白椿が一番似合う 花を植えたいんなら 白椿を植えなさい と いかにも 純和風の 左官職人らしい事を 30分ぐらい持論展開して 帰って行った マチルダ 大笑いされた事が 原動力となった私は 翌日から さっそく 4段目の開拓を始める ラ・ローズ・ボルドー(左)と黒蝶(右) 実際に 開拓し始めると 4段目は3段目の 半分くらいしかないので すでに 開拓の要領を得た私は かなり短い期間で 開拓できてしまって 自分でも 拍子抜けしたし 驚いた 全部の草を取り 何でも植えられる状態になった時は 嬉しかったな~ そこから 遠くを見下ろして こんな私でも やろうと思えば出来るんだ~と 感激した この経験が ちょっと大げさに言えば その後の生き方にまで 影響したよ でも考えてみると あの時に 夫と 左官のおじさんに 大笑いされてなかったら こんなに早く 着手しなかっただろうし いつかやろうの いつかは 来なかったかもしれない そう思うと あの時は笑われて 悔しかったけれど それが良かったんだと 気付き 笑ってくれて ありがとうな 感じにさえなった 3段目の 最後に開拓した所 季節は巡り 待ちに待った 薔薇の季節がやって来る まだオープンガーデンなど していない頃 薔薇の数も少なかった頃の 山庭の薔薇の季節 ここも3段目 薔薇の開き始めの 一番良い頃 左官のおじさんが 用事でやって来た バラは嫌いだからと 嫌がるおじさんを 咲いているから 見て見て と 連れて行く 左官のおじさんは バラは嫌いだが 植木や花木は大好きで 家にも 立派な庭を作っているらしい (行った事は無い) なので 色んな花が咲いているのを見ると 嫌だと言いながらも 山庭の奥に進んで行った そして おじさんの足が止まり おぉぉ と 声を上げ 動かなくなった 数分後 私の方を振り向いて 「これもバラ?」 と 小さい声で聞いた 見れば 頑固職人のおじさんが 目をハートにして 愛おしそうに ピエール・ドゥ・ロンサールを 見つめている ややや 左官のおじさんは ピエール様の微笑みに やられてしまっている そして そのあとは はぁぁぁ 今頃の薔薇がこんなとは知らなかった こんなに綺麗な薔薇があるなんてぇ と ため息をつきながら バラと言えば 花屋で売っている 真っすぐ上を向いて咲く でっかくて 真っ赤や まっ黄色の花しか 知らんかった~ と 一人で大声で喋りながら 帰って行った おじさんは 剣弁高芯咲きの薔薇しか 知らなかったんだよね 我が家の薔薇は ほとんどが カップ咲きや ロゼット咲きだし 優しいピンクや白が主体 なので おじさんは ものすごい衝撃を受けたらしい しかし あの頑固な 左官のおじさんを唸らせるなんて ピエール様って やっぱり凄い~ ピエール様の美しさは 頑固職人より強かった 今では おじさんは 薔薇が好きまではいかないけれど 前みたいな嫌悪感は 全く無くなりました~ ここが4段目の入り口で~す 読み終わったら ポチしてね~ |