2008/04/28(月)08:17
つぐない
今日は、映画「つぐない」について
【あらすじ(goo・映画より)】
第二次世界大戦前夜、夏のイングランド。
政府官僚の娘で未来の大作家を自負する13歳のブライオニーは、
大学を卒業したばかりの姉セシーリアと、
使用人の息子で幼なじみのロビーのただならぬ関係を察知し、
ロビーへの警戒心を抱く。
そして事件は起きる。
ブライオニーの嘘の証言によって、
愛しあう恋人たちは無残にも引き裂かれ、
犯した過ちの重さにブライオニーが気づいたときには、
泥沼の戦争が始まっていた。。。
*
この映画、前半(事件が起こる前・つまり戦争前)と、
最後(年老いたブライオニーが登場するシーン)は、
ものすごくよかったです
観にきて良かった~って思ったもん。
まず、前半部分のひとつひとつのシーンが、
とても情緒豊かに、美しく撮られていることに、
うっとりしてしまいました
イギリスのお金持ちの生活を、
贅沢に、そして「平和」に描いていました。
(↑きっとこれは、この後の戦争のシーンと
対比させているんでしょうね)
そして何よりも、
前半部分で“ブライオニー(妹)”を演じた、
シーアシャ・ローナンさんの演技が素晴らしかったです
思春期の心の不安定さを、怖さを感じさせる位、
見事に演じきっていました。
彼女がいたからこそ、この映画の出来がUPした、
と言っても過言じゃないと思います。
*
しかし、真ん中の戦争シーンが必要以上に長すぎました。。。
監督は、戦争の悲惨さを伝えたかったんだと思いますが、
頑張って撮影した割には、
全然、印象が残りませんでした。
というか、逆に、映画を締まりのないように
してしまったんじゃないかと思いました。
も少し短くでよかったと思います。
もったいない
*
【以下、ネタばれ有りです!】
ブライオニーは、自分が13歳の時に犯した過ちを
一生、後悔し続けて生きてきました。
その重さ・辛さ・しんどさを想像すると
最後のインタビューシーンでは、
本当に、ぐぅっとなってしまいます。
確かに、ブラウニーの犯した罪は、
かなり重いものだと思います。
無実の罪を負わせ、一人の人生を狂わせてしまったんですもんね。
しかも、結局、本人に直接、そのことを
あやまることができなかったんですもんね。。。
相当、辛かったと思います。
しかし、姉のセシーリアとロビーは身分違いだった為、
このブラウニー事件がなかったとしても、
二人は最終的には、駆け落ちする以外には
結婚できなかったのではないのかなぁ~と私は思うのですが
いかがなもんなんでしょ。
*
監督は、ジョー・ライトさん。
前作「プライドと偏見」よりも、
あれやこれやと考えさせられ、
ずっと深い出来に仕上がっていたと思います。
詳しくは↓
・つぐない - goo 映画
・つぐない 公式HP