ひとりごと♪

2008/10/28(火)02:32

芸術の秋9 「食べる西洋美術史~“最後の晩餐”から読む~」

本・マンガ(69)

今日は日中、気持ちがヘビー級におもぉ~くなることがあって、 月曜日そうそう、はぁ~・・・ orz       * さて、今日は、 芸術の秋編9回目として 「食べる西洋美術史~“最後の晩餐”から読む~」 という本の感想を。 食べる西洋美術史 この本のあらすじを、ものすごく簡単に言うと、 西洋美術を「食べる」「食物」という 視点から考察(そこには宗教も大いに絡んでくる) ・・・でした。       * 著者の宮下規久朗さんは、 食べることが本当にお好きなようで、 この本でも、美術の解説の中に、 食事の大切さ・食事の持つ意味などを 再三、説いておられました。 その力の入れようは、 美術の解説以上に力が入っていたような・・・(笑) ある意味、 「食育」の本に通ずるような説得力が あるんじゃないかと思ってしまいました 例えば、 「食事は、人と人とのつながりを強調する意味を持つ」 「食事とは、単に生理的欲求を満たすことではない。 食事には社会性があり、文化がある」 「食事こそは、コミュニケーションの最大の手段」 など でも、その気持ち、 数年前、会社を辞めて、 管理栄養士を目指そうか(栄養指導・食育に携わりたい)と、 かなり真剣に悩んだことがある私には 分かりすぎる位、よくわかるのでした♪ 食事は本当に大切だと思うんです。 私は、遅刻をしてでも 食事は抜かないのだ(笑) ↑わがまま&マイペースともいう       * さて、お話を「食事」から「美術」に 戻しまして・・・ この本の中で 一番、読んで良かったなぁ~と思ったのは 「第4章・静物画-食材への誘惑-」でした。 私、これまで、美術鑑賞に行っても 「静物画」にほとんど興味がわかなかったんです。 観賞していても、ただ物が描かれているだけで 何だかつまんない。。。と思っていました。 でも、この章を読み終わった後は、 積極的に静物画を観てみたいっ!という気に なってしまいました。 静物画の歴史、 静物画に描かれている「物」の意味、 描かれた土地・時代における“静物画”の意味、 などが、白黒ではありますが 代表的な絵を入れながら解説されていました。 静物画って こんなに奥が深かったんですね アンディ・ウォーホールの キャンベル・スープ缶なども、紹介されていました。 ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホールの作品!キャンベルスープのフォトアルバム(スープ缶アップ) へぇ~       * ラッキーなことに来年1月から、兵庫県立美術館で 「ウィーン美術史美術館所蔵・静物画の秘密展」が 開催されるとのこと。 やったぁ~ なんてタイムリーなんでしょ☆ 絶対に観に行くぞ! その時には、この本を片手に、 これはどんな意味を表しているのかなって考えながら 静物画をじっくりと鑑賞したいと思います

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