2008/12/12(金)01:14
二つの「アジアとヨーロッパの肖像展」
今日の出来事。
1.街でバッタリ前の会社の後輩に会って
びっくりする
お互い急いでいたのでゆっくりとお話することが
できなかったんだけど、
元気そうで、安心する。
2.仕事を早めに切り上げて、コンタクトを作りに行く。
レンズの在庫があったので、ホッ
しかし、眼科の先生って、何だか大変。
暗い部屋に籠って、一日中、診察だもんね。
*
さて、今日は、今更ながらですが、1ヶ月ほど前に鑑賞した
W(ダブル)「アジアとヨーロッパの肖像展」について。
この展覧会、
アジアとヨーロッパ18ヶ国の博物館、美術館が
共同で企画した、国際巡回展だそうで、
大阪では、
国立国際美術館と国立民族学博物館の2つの施設で
同時開催されていました。
展覧会の大きなテーマは、
「人」
*
両展覧会の構成
1.それぞれの肖像
アジアとヨーロッパ間の交流がない頃は、
自分の地域の人のみを美術作品として表現
2.接触以前-想像された他者-
離れたところに住む人たちのことを
伝え聴き、想像で相手のことを描く。
その想像は、良い形の表現ではなく、
手長人間など、どちらかというと妖怪的な表現となる。
3.接触以降-自己の手法で描く-
実際に、アジアとヨーロッパの交流が始まり、
相手のことを自分たちの手法で描く
4.近代の眼-他社の手法を取り入れる-
相手の手法を取り入れて描く
(例えば、ヨーロッパ人が浮世絵を勉強したり、
日本人が洋画を勉強したりなど)
5.現代における自己と他者
アジアやヨーロッパといった枠ではなく、
芸術もグローバル化され、
それらによって表現された作品を展示
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私は、国立国際美術館でギャラリートークに参加し、
学芸員さんから解説を受けながら鑑賞しました。
その解説の最後に学芸員さんが、
「美術館と博物館とが同じテーマで展覧会を開催するというのは
珍しいこと。時間が許せば両方を鑑賞していただき、
それぞれが展示している作品の違いを
楽しんでください」と
おっしゃっていました・・・
けど。
どちらも、そんなに変わらなかったわ。。。orz
美術館と博物館に分けて展示する必要性って
全然無かったんじゃないかと思います。
特に、一部、両方に同じ作品が展示されていたのには
ちょっとがっくり。
例えば、映像作品とか。
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ただ、みんぱくで展示されていた
バティックは興味深かったな。
私、更紗大好き
また、以前、紹介した(7/28ブログ)
「錯視芸術の巨匠たち」の表紙を飾っていた
ムニーズの“おもちゃの兵隊”を実際に見れたのは収穫でした。
↓
錯視芸術の巨匠たち
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毎回、恒例の万博公園の並木路・秋です(ご参考・6/2ブログ)