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2009/11/22
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カテゴリ:本・マンガ
「朽ちていった命-被曝治療83日間の記録-」
NHK「東海村臨界事故」取材班 著



朽ちていった命



no_tenkeyさんが紹介していたこの本、
泣きながら、一気に読みました涙ぽろり

最後の最後まで
涙が止まりませんでした。


昨年読んだ、飯塚訓著「墜落遺体」(2008/6/23ブログ)と
同じくらい、苦しい本でした。



【内容情報】(「BOOK」データベースより)

1999年9月に起きた茨城県東海村での臨界事故。
核燃料の加工作業中に大量の放射線を浴びた患者を救うべく、
83日間にわたる壮絶な闘いがはじまった―。
「生命の設計図」である染色体が砕け散り、再生をやめ次第に朽ちていく体。
前例なき治療を続ける医療スタッフの苦悩。人知及ばぬ放射線の恐ろしさを
改めて問う渾身のドキュメント。





      *




茨城県東海村臨界事故。


あれから10年。


申し訳ないけれど、この本を読むまで
この事故のことは私の中で、
記憶の奥のほうに埋もれてしまっていました。



しかし。。。



・・・



読み終わって、



このことは、風化させちゃ、埋もれさせちゃ、
絶対にいけない!

起こってはいけない事故を
命を削って教えてくれた被害者の為にも

もう二度と、同じような事件を
起こしてはいけないと思いました。




      *




「放射能は怖い」
そんなことは誰もが分かっています。

けど、実際に被曝した時に人はどうなるのか。


ここには、
放射能が人を、じりじりと壊していく様子が
時間とともに克明に記録されていました。


被害者が、どんなに気力を振り絞って
放射能と戦おうとしても、

また、どんなに最新の医療技術を使って治療しても、

放射能が瞬間的に破壊した「生命」のプログラムは
二度と、再生の道を歩みださなかったのです。



「朽ちる」

本の題名を見て、最初、そのドギツイ表現に驚いたのですが
読み終わった後は、この言葉じゃ言い足りないような気がしました。



悔しい。




      *




私に出来ることはなにか。



核の反対はもちろんのこと。




この本のあとがきに、
「臨界を防ぐ教育は受けていなかった。」
お亡くなりになった方と一緒に作業をしていた上司が
裁判で陳述した言葉が出てきます。


つまり、
会社の安全教育がちゃんとなされていなかった。

労働安全衛生法違反。


そして、もちろん
労災認定もされたことでしょう。



くぅ~涙ぽろり

安衛法・労災法は、
社労士の試験科目です。



折角、今、この勉強を行っているのだから、

放射能に関わらず、業務上において、
二度とこういう悲しい事件が起こらないように、

その防止に、私も微力ながら協力できるように、

絶対にこの科目は完璧に仕上げようと思います。




      *




「海図のない航海」
(前例なき治療)


それに向かって、全力で戦われた全ての関係者の方々に、
私も、心より敬意を表したいと思います。





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Last updated  2009/11/23 11:11:55 AM


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