2010/03/17(水)00:14
小倉遊亀展&高橋真琴の夢とロマン展
今日は、少し前に行った2展覧会のことを。
1.小倉遊亀展 兵庫県立美術館
とっても静かな日本画の展覧会。
鑑賞中、あまりにも心落ち着き過ぎて、
珍しく強烈なzzzに襲われちゃう
それだけ絵から癒し系ビームが
発せられていたってことなのかも。
小倉遊亀 菩薩(額装)
何しろ、小倉さん、本名「ゆき」に「遊亀」という漢字をあてて
絵を描かれていた位ですから。
“亀が遊ぶ”
想像するだけで、のどかな光景が広がります。
小倉さん、奈良女子大学をご卒業されたそうなので
もしかすると在学中、猿沢池の亀を眺めておられたのかなぁって
思ったり
展示作品中、面白いなと思ったのは、
「浴女 その一」
お風呂に入っている女性が二人描かれていて、
浴槽のお湯がゆらゆら揺れているという作品。
静かな絵なのに、動きがあって
面白いなぁと思いました。
また、彼女の静物画も良かったですね。
人物画と比べて、色使いがはっきりしていて、
絵の構成も潔い。
同じ人が描いたとはあんまり思えない。
私個人としては、彼女の静物画のほうが好き。
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小倉遊亀 姉妹(額装)
[書籍]小倉遊亀展伝統的日本画を新しく蘇らせた作家 当たり前の中にこそ発見があります小倉遊亀芸術この一冊にあり 日本の心
兵庫県立美術館 HP ~4/4まで
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2.高橋真琴の夢とロマン展(会期終了)
高橋真琴さんの展覧会は、
今回で2回目(前回:2007/12/17ブログ)。
相変わらずのキラ瞳
エンスカイ(ensky) 高橋真琴 ハイビスカスの少女 108ピース
ジグソーパズル〔300ピース〕高橋真琴『スワン』
女性の私なんかよりも遥かに
男性の高橋真琴さんは、夢見る夢子さん?
現実を言っちゃうようで申し訳ないけど、
昨今の女性は、強いよ~、私も含めて(爆)
こんなキラ瞳していたら
完全に仕事からあぶれちゃう。
ガンガン言いたいこと言って
バリバリ動かないと、仕事が進まない。
特に今の私の仕事は、
コワイ・キビシイって言われてなんぼの世界?
それに白馬の王子様が迎えに来てくれるなんて
信じちゃいない。
でも、こんな時代だからこそ
高橋真琴さんの夢世界もありなのかも。
ふりふりドレスを着た花嫁さん。
どこかの国のふわふわ衣装のお姫様。
お花に囲まれて笑う女の子。
・・・
次に産まれる時は私も
こんな可愛くて淑やかな女性になってみたい?!
ムリムリ?!(笑)
追:
展示されていた作品の中で、印象に残ったのは、
同じ下絵に違う色を塗って、イメージを試されていた物。
同じ絵(つまり女の子の顔が同じ)なのに、
ドレスの色を変えるだけで、こんなにもイメージが変わるのか。
これを自分のことと置き換えて考えてみると、
似合う色を知っておくほうが得だなって思いました。