さくらママの日記

2009/04/01(水)21:29

貧困が広がっていると実感

生活と健康を守る会(294)

最近、忙しくてなかなか日記も書けてなかったのですが…。 というか、書く気になれなかったというか…。 私が参ってしまいそうです…。 今日も相談者が切れることなく…。 50代前半の夫婦。子どもはいません。 夫がリストラにあい、 その後、仕事を仕事を探しているけど 年齢で断られるので、収入がないとのことでした。 すでに電気は止められており、 ガスも電話も止まるのは時間の問題。 電気が止まっているために、 冷蔵庫も使えず、食事がまともに作れないそうです。 給湯器が使えないためにお風呂も沸かせず、 お鍋でお湯を沸かしてバケツで体を拭いているそうです。 明かりはロウソク…。 住んでいるのは分譲マンション。 ローンが1400万円ほど残っています。 ローンも払えず、生活が苦しいため マンションを売りに出していますが、なかなか売れません。 他にも浄水器やトイレ改造や内職斡旋のための教材で、 銀行などに借金が数件で300万ほどありました。 この夫婦は騙されやすいタイプで、 また、断れないタイプの方のようでした。 幸い、妻がパートで働く収入が少しあり、 ここ1年は滞納しながらも何とか生活してきたそうです。 栄養失調で救急搬送されたこともあったそうです。 保険証は有効期限が3ヶ月の短期保険証でした。 電気が止まり、危機感を感じたそうで、 妻の姉に紹介され事務所にやってきました。 ローンなど借金については、弁護士に依頼し、 自己破産することになりました。 今日、この夫妻と一緒に生活保護申請に行ってきました。 今後は、転居費用と引っ越し代を出してもらい 家賃54000円以内の住居を探して転居し、 新しいスタートを切ることでしょう。 夫の就職活動も、役所の力を借りながら頑張っていくそうです。 もう1件。 40代後半の単身男性。 名古屋の派遣で、トヨタの下請けで働いていましたが、 人員削減で辞めることになり、 会社の寮を出ないといけなくなりました。 大阪に住む妹夫妻宅に11月から居候しています。 一生懸命仕事を探すのですが、 これも年齢でずっと断られてきたそうです。 妹の家庭には今年高校進学の子どもがいて 金銭的にも大変なので、 「早く出て行ってほしい」と言われていました。 今は春休み、 妹の子どもたちには 「いつまで居るん?」と言われて辛いと言っていました。 今日、生活保護申請に行きましたが、 身内宅に住んでいて敷金を支給するのはなかなか難しいとのことで、 いったん、西成にある大阪自彊館三徳寮という救護施設に入り、 2週間後に敷金を出せるよう準備をしておく、とのことになりました。 妹夫妻宅に居候を続けていても、無料というわけではなく、 お金を少し出してお米を食べさせてもらっていたそうで、 預貯金はほとんどなくなっていました。 救護施設から戻ってきて居宅保護になったら 何とか、自立に向けて頑張るとのことで、 港湾の綱取り綱渡しの仕事を見つけてきていました。 事務所を閉めようとしていた時、また相談の電話が…。 明日、午後に相談に来られるそうです。 それも50歳代の単身の男性と言っていました。 年度代わりで、人員の移動もあり、 また生活保護費支給日だったので 区役所の支援運営課はてんてこまい状態でした。 今日は、相談者切れることがないと面接担当者が言っていました。 CWや面接担当者の増員は急務です。 でないと、CWや面接担当者はつぶれてしまいます。 私も…つぶれそう…です…。

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