ヤマハ本社・ピアノ選定夢のグランドピアノ1・ヤマハ本社・ピアノ選定ピアノ選びのため、浜松市にあるヤマハ本社に行ってきました。![]() ここが選定室です。防音と吸音の壁が交合に貼られています。 制限時間は一時間。同じ機種三台を弾き比べました。 私が購入したのは「C3LA」という機種で、大きさはC3なのですが、中身はSシリーズと同じものを一部使用しています。整音に無限の時間をかけられ、担当した技師さんによって、音がぜんぜん違うそうです。どれも個性が違ってそれそれ素晴らしく、技術者のこだわりのようなものを感じました。 (※2008年9月追記。このLAシリーズ、現在は販売されていないそうです) 今回、調律師さんと、ヤマハの方に同行していただいたのですが、まず私がすべてのピアノで何曲か弾き、そのあと調律師さんが音を確かめ、最後にヤマハの方が確かめました。二台まではすぐに絞れたのですが、そのあとがなかなか決まらず… ![]() 結局選んだのは、音の粒の揃った、おとなしめのピアノ。少しこもった感じの音で、あまり派手さはないのですが、低音の響きが一番素晴らしかったです。このピアノが、この後どんなふうに変わっていくのか楽しみです。 ピアノが決まって一安心し、このあと、ヤマハ内にあるピアノ工場を見学しましたが、写真撮影不可だったので、ショールームにあった作品をちょっとご紹介します。 ![]() その昔、宮中で使われていたピアノだそうです。譜面台に透かし模様で「YAHAMA」と書かれています。ロゴも今と違っておしゃれです。 ![]() ヤマハの一番古いエレクトーンです。懐かしい~~~うちにあったのはビクターのビクトロンだったけど、なんとなく面影がありますね。他にも、古いオルガンがありました。足踏みして弾くやつです。他の古い展示物は弾くことはできなかったのですが、オルガンだけは弾くことが出来ました。以前は禁止だったらしいですが、まったく弾かないとかえって狂ってしまうので、許可することにしたそうです。 ![]() ピアノのアクション機構です。横長がグランド、縦長のがアップライトです。ピアノ工場内にも同じものがありました。 しゃもじみたいな形の部分がハンマーです。ご覧の通り、アップライトのハンマーは横から弦を叩き、グランドピアノのハンマーは、下から弦を叩きます。グランドのハンマーは重力で自然にハンマーが戻りますが、アップライトのハンマーは、ゴムで戻すそうです。しかも、アップライトが完全にハンマーが戻らないと次の打鍵が出来ないのに対し、グランドは、ある程度戻るとすぐに次の打鍵ができます。よって、一秒間に、グランドはアップライトの2倍の数の打鍵ができます。 ![]() ピアノの内部の見本。写真ではわかりにくいんですが、赤い布の向こう側(内部)がハンマーです。ピアノは、このハンマーで弦を叩くことにより、音が出ます。 通常は羊毛でハンマーを包んでいますが、この見本では、一本一本、ハンマーを包む素材を変えてます。ゴムとか鹿毛とかあって、音がぜんぜん違って面白いです。他にも、響版をガラスで作ったものもありました。おもちゃのピアノのような音がしましたよ~ なんだか不思議な、遊び心あふれる作品でした。 ![]() このあと、ヤマハでお昼をご馳走になりました。 浜松名物のうなぎです。美味しく頂きました~ 浜松に来てよかった~~~(*^_^*) *** さらにこのあと、楽器博物館の見学にいきました。ピアノだけじゃなく、いろいろな楽器があって、なかなか楽しめましたよ~ 駅から歩いていける距離です。そして、一週間後。いよいよ我が家にグランドピアノがやってきました。次のページではそのもようを、詳しくお伝えします。 →グランドピアノ搬入へ 夢のグランドピアノへ戻る ジャンル別一覧
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