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テーマ:音楽のお仕事♪(1718)
カテゴリ:├コーチング・優位感覚
「優位感覚(学習スタイル)とピアノ指導法」第三回目は「言語感覚優位」です。
第一回 視覚優位については→コチラ 第二回 聴覚優位については→コチラ 「ムジカノーヴァ」にも書かせていただきましたが、わがピアノ教室では、優位感覚(学習スタイル)を取り入れたレッスンをしています。 優位感覚とは、「物事を取り入れやすい感覚」のこと。コーチングでは、 ・視覚優位 ・聴覚優位 ・言語感覚優位 ・触覚優位 の4つがあります。 今日はそのうちの3つ目「言語感覚優位」の生徒への指導法をご紹介します。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ![]() ☆言語感覚優位の生徒は、夢見る空想少女(少年)。頭の中であれこれ考えている時間が多いのです ☆即答やすぐに結果を求めず、考える時間を与えるとよいようです。書くことも好きな子が多いので、考えをアウトプットさせるために、リストアップをさせるのが効果的。 ☆楽曲に関する予備知識を入れてあげたり、曲にストーリー性を持たせるとやる気が増す ☆指導や練習方法に関しては、試行錯誤しながら身につけることが好きなので、視覚・聴覚・言語感覚・触覚、すべてのやり方を試してみる 具体例: ・「ここは、こういうふうに弾いたけど、どうして?」など、考えさせる質問で思考を刺激する。 ・「この曲にはどんなお話があると思う?」曲に関するイメージを、ストーリー仕立てで考えさせる。 ・できない個所を何度か弾かせるとき、ただ同じように弾かせるのではなく、「音を声に出して歌いながら弾く」「頭の中でメロディをなぞりながら弾く」「楽譜を意識せず、指先に集中させる」など、いろいろ試させると効果的。 ・楽譜に音の強弱やニュアンスに関する記号を書き込む際、その子だけに通用する独自の絵や記号を考えさせるといい。 ・次回取り組むべき課題や注意点を、自分でリストアップさせる。書かせる。 ![]() ・体の動きが止まり、ぼ~っと考えていることがよくある(触覚優位の生徒もぼ~っとしていることがあるが、その場合、体の感覚をじわじわ味わっているか、出来事を体になじませていることが多い) ・言葉遊びが好き。言葉遊びの絵本などを喜ぶ ・会話の中で、意味が通じているかどうか、言葉の使い方がマッチしているかどうかにこだわる(それはどういう意味?と聞き返してくる) ・本が好き ![]() ・試行錯誤しながら身につけていくのが好き ・本が好き ・周りの風景や起きていることをあまり気にしない ・ピアノの練習のとき、あれこれやり方を試す ・映画やテレビを見る際、絵柄や俳優さんよりも、ストーリーの組み立て方のほうが気になる ・文章で言葉の使い方が違っていると気になる ・会話の中で、相手の使っている言葉がマッチしないと気になる ・文章を書くのが好き おまけ 視覚優位旦那と、言語感覚優位みきぱんの悲劇 ![]() みきぱんの旦那は切り替えの早い視覚優位。みきぱんは、自分の中に閉じこもりがちな言語感覚系。 旦那はドライブなどをしていると、いちいち目に入ったものを口にします。 みきぱんは、その間あれこれ考えていることが多いので、「うるさいなぁ~ちょっと黙っててよ!」と^^; テレビを一緒に見ていても、旦那はころころチャンネルを変えます。みきぱんはどんな番組でもいったん見始めると中に入り込んでしまうので、30秒おきにチャンネルを変えられると、思考を中断されてしまい、ぶち切れます ![]() 皆さんのご家庭はいかがですか? 次回は最終回。触覚優位です! ※ただいま、ヤマハ横浜店で、青木理恵コーチ・保科陽子コーチ・木下尚子コーチによる「コーチングサロン 優位感覚」セミナー4回シリーズを行っています。第2回目は5月29日です。聴覚系についてのセミナーになります。ピアノの先生だけではなく、保護者の参加も可能だそうです。興味のある方は、ぜひどうぞ。 詳しくは→コチラ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.28 20:18:43
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