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カテゴリ:♪ピアノレッスン
レッスンを始めて9か月立つ幼稚園児の生徒Yちゃん。
とても豊かな感受性の持ち主です。 「家での練習を親子の大事な時間にしたいんです。進み方は気にしないので、この子に合わせてのんびりペースでお願いします」 というお母様のご希望もあり、ゆっくりまったりレッスンしています。 最近はピアノドリームの3をやっています。3巻に入ると、それまで左右交互奏だったのが、そろそろ左手の簡単な単音の伴奏がついてきます。 交互奏から伴奏に入るとき、難しくてつまづく子もでてくるのですが、Yちゃんはできるようになるまで、じっくり何度も弾いていました。 そのうち、左手の単音の伴奏を、1つ音を加えて2音の伴奏にして弾き始めました。 自分で音を探して、楽しそうに弾いています。 Yちゃんはこうやって脱線することが多いのですが、こういうときには、そのまま様子を見ます。 そのうち、さらに脱線して違う曲を弾き始めました。 右でメロディ、左でメロディに合う伴奏を探しているようです。 よく聞いてみると、ベートーベンの運命! 「よく知ってるね~」と驚いたら、後でお母様が「テレビアニメの中で流れてたんですよ~」と教えてくれました。 この時期は、楽譜通りに弾くだけではなく、音で遊ぶことが大事! そういう意味では、Yちゃんは耳で聞いた曲に伴奏をつけたり、レッスンで弾いている曲も音が足りないと思えば自分で足したり、ということを自然にやっているので、楽しく遊びながら弾いているんだな~と。 Yちゃんだけでなく、習い始めの子、幼稚園くらいの子には、レッスンの中でも、楽譜通りに弾かせるだけではなく、音を変えて弾いてもらったり、音型を変えて弾いてもらって、元の曲を比べることもします。 フラット、シャープが臨時記号で出始めると、わざとシャープを外して弾いてもらって、ついているときと外した時のどちらがどのように聞こえるか、どちらが好きか、などを生徒に聞きます。 最後は度で終わることが多いけれど、わざと違う音で終わらせて、違いを比べたり…… 音で遊ぶって大事ですよね。 ただし、こういう遊びを取り入れるのは、5指のポジションが安定してきた子に限ります。 (鍵盤を見ないで、右手ドレミファソ・左手ドシラソファが弾けるようになってから) まだポジションが安定していない子は、楽譜を変えて弾かせる、というより、レッスンの前に、まず鍵盤上で自由に音を出してもらいます。 「今日の気分を音にすると?」とか 「今日は雨だね。雨を音にするとどんな感じ?」 「今日の光はどんな具合?」 その子その子によって出す音が違うので、なかなか面白いです ![]() ![]() ![]() 「ピアノを習っているお子さんに聞かせたい★クラシック曲のリスト」より マーラー 交響曲 第5番から 「アダージェット」 のだめカンタービレでも使われていました ![]() 心が洗われる美しい曲です ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.10.07 11:50:28
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