2020/10/09(金)00:00
「こんなにできた表」で「レッスンの困った」を即解決!幼児編 その10
連載:「こんなにできた表」で「レッスンの困った」を即解決!幼児編
総合目次はコチラ
その10 「見えるんです」が「いいんです」
こんにちは。
ピアノ指導&コーチの林美紀です。
生徒のやる気がアップする魔法のシール表、
「こんなにできた表」を、
ブログやセミナーを通じてご紹介しています。
本連載では、幼児に効果のある使い方をご紹介していきます。
いよいよ最終回です。
では、最終回の第十回、スタート!
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
今回は「見える化」プラス「シールの力」のお話。
シール表を幼児に取り入れる前には、切り替えができない子や、飽きっぽい子には、「やるべきこと」を紙に書いて見せていました。
それで効果のある子もいたのですが……
頑固なこだわりちゃんには、ほとんど効果がありませんでした。
夢中になって絵を描いている子に「次はピアノに行こうね」と、ピアノの絵を描いた紙を見せて誘導しても、全く机から離れないのです。
ところが、「こんなにできた表」を使い始めてからは、
切り替えができない子は1人もいなくなりました。
前回お伝えした「完了させて次へ進む」というステップも、もちろん効果を発揮していましたが、「こんなにできた表」には、そのほかにも、効果が!
切り替えのうまくいかない子、モチベーションの低い子のシール表には、前回に貼った最後のシールのところに、日付や○など何かのしるしをつけておくんです。
そのことによって、「今日はまだシールを貼っていない分野のシール表」がわかるようになっています。
「まだシールを貼っていない」ということは、そこは一種の空白ですよね。
空白があれば、埋めたくなるのが、子ども心。
レッスンでは、必ず全部にシールが貼りたくなります^^;
ですので、「おうたは歌いたくない」「ワークブックはヤダ」ということが、ほとんどなくなります。
ポイントは、レッスンの中で「やるべきこと」が、シール表として「見える化」しているということ。
そして、「空白を埋めたい」という心理を上手に利用することなのです。
ほかにも、「こんなにできた表」のシール表を使うことで、思わぬ効果がありました。
たとえば、全40マスのマス目が、あと1つ2つでいっぱいになりそうなとき。
「もう1曲歌う!」
「来週は2ページワークブックをやってくる!」
「ピアノをもう1曲がんばってくる!」
と、生徒が自分から言い出すようになったんです。
視覚効果ってすごいですね。
以上で、「こんなにできた表 幼児用シール表」の説明はすべて終わりです。
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
レッスンのお役にたてれば嬉しいです(*^_^*)
+++++++++++++++++++++++
追記:2014年4月 フェイスブックにて、「ピアノの先生集まれ! こんなにできた表勉強会」グループを始めました。フェイスブックにアカウントをお持ちの先生、ぜひご登録ください。
フェイスブックのアカウントをお持ちでない方は、まずはフェイスブックにご登録ください。
その後、「ピアノの先生集まれ! こんなにできた表勉強会」で検索し、「参加申請」のボタンを押してください。
その際、ピアノの先生で、こんなにできた表をレッスンに取り入れてみたい方でしたら、どなたでもご参加できます。(ピアノの先生であることを確認する質問に御回答ください)
ご参加いただきますと、シール表その他が無料でダウンロードできます。
お待ちしております~(^_^)/