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横浜市磯子区「できた♪が見える」さくらピアノ教室

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2014.12.16
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子どものピアノで困ったら.jpg

ピアノレッスンのための親学シリーズ2★ピアノをやめさせようかなと思ったら

第二回★ピアノを練習しないあなたのお子さんは「ピアノが嫌い」なのではなく、「今まで使っていない脳を使うのがツライ」のかもしれません

総合目次はコチラです。




皆さんこんにちは。横浜市でピアノ指導&コーチをしております、林美紀です。
ピアノ指導者として、3児の母として、どうすれば気持ちよく日々を過ごしていけるのか、考察&観察&実践をしています。

この記事は、「お子さんのピアノをやめさせようか悩んでいる親御さん向け」の連載、第二回です。

前回の記事では→『あきらめないでピアノ続けていれば「こんないいこと」があるよ!』というお話をしました。

まだお読みでない方は、こちらからどうぞ。

今回は、「あなたのお子さんは、なぜピアノの練習が嫌いなのか」というお話をしたいと思います。



お子さんのピアノをやめさせようと思った理由の中で、一番多いのは「子どもがちっとも練習しないから」ではないでしょうか。

お月謝を払って習わせているのに、ちっとも練習しない。毎日のバトルに疲れた。

あるいは、練習しないから上達しない。進まない。同じ学年の子とどんどん差が開いてきた。これ以上続けるのは無駄。限界。

そんなお話をよく聞きます。

もうピアノに興味がない?嫌いになった?
そう思って「やめる?」と聞いてみると「ピアノは好き!やめたくない!」などと言います。

「好きならなんで練習しないの?」といいたくなりますよね。
でも、ことピアノに関しては「好き」と「練習する」は別物です。

大多数のお子さんは、ピアノが嫌いになったから練習しないのではありません。
では、なぜ、お子さんは練習しなくなるのでしょうか。

それは、「課題が少しずつ難しくなり、やってもなかなかできるようにならない」からです。

「好きだからやる」という作業には「すぐにできる」という大前提があります。
「すぐにできる」から楽しいんです。お子さんは「好きな曲を弾くこと」を楽しみたいんです。

ところが……
「弾けたらいいな……」と思ってピアノを始めたのに、意外と難しい。
あるいは、最初のうちは楽しく弾けていたけれど、難しくなってきて、楽しくない。
理想と現実に、大きなギャップを感じるようになります。

「好きな曲をすぐにぱっと弾いて楽しみたいのに、ちっとも弾けるようにならないから楽しくない!」
というわけです。

初期の段階では、という但し書きつきですが(どの楽器も極めると奥が深いので)他の楽器ですと、わりとすぐにできるようになって、楽しめるようになります。

ですが、「ピアノを弾く」という作業は、新しいこと、難しいことがどんどん積み重なっていく上、一度にたくさんの作業を処理しなければなりません。

「今日始めて明日には弾ける」という性質のものではないんですね。

ピアノを弾いている人を見ると、いっけん優雅にさらさらと弾いているように見えますが、いろいろなことを同時にやっています。

楽譜に書かれている音の高さを読んで
リズムを理解して
フレーズの流れをつかんで
1小節先も見ながら
指をみないで楽譜に書かれている音を鳴らしていく
さらには自分で弾いた音を自分で聴いて、イメージを修正していく、納得のいく表現を探していくということもやっています。

曲がレベルアップすればするほど、その作業は細かくなっていきます。


えんぴつピアノの練習は、「ふだん使っていない脳の回路を強化していく」作業ともいえます。

↑これが今日のポイントです!

もちろん強化される回路の内容は、単に「譜面を見てパッと指が動く能力」だけではなく、「音楽的に弾くための能力」や、「自ら考えて曲を組み立てる能力」なども含まれます。

おとなは「できなかったことができるようになるのは素晴らしい!」と思えるので、先を見据えて、地道な練習もがんばることができます。

ですが、お子さんは大人に比べて「できない」ことに対する抵抗感が強いです。

使っていない脳の回路を強化するのは、大人が思っている以上にツライ事なんです。

ところが、ピアノの練習が全く苦にならない子も、中にはいるんですね。
おそらくそういう子は、脳の回路を強化することに抵抗がないのではないか?

私は、そこに大きなヒントを見い出し、考察してみました↓


えんぴつ

普段使っていない脳の回路を使えるようにする作業は、「快」の感情があるとスムースに強化されますが、「嫌だ」と思いながらやっていると、なかなか強化されないという特性があるそうです。

つまり、「なかなかできないことができるようになることが楽しいと思える子」は、脳の回路の強化がスムースに行くので、練習があまり苦にならないことが多く、

「なかなかできないことがストレスになる子」「面倒くさがる子」は、脳の回路を強化しにくいので、練習が嫌になりがちなのではないでしょうか。

このあたりに、「ピアノは好き。でも練習は嫌い」を解決するカギがありそうです。

では、この問題を解決するにはどうすればいいのでしょうか?

「脳を強化するために、頑張って練習しなさい!」とハッパをかけたり
「これができたらご褒美よ」と、物で釣ったり
「やらなかったらオヤツ抜き!」と罰を与えたり

そんなふうに、あれこれ策を弄するのも一つの手。
皆さん、工夫していらっしゃると思います。

ですが、いろいろ考えた末。もっと早い方法があることに気づきました。

このお話は次回……


今回は、とつぜん「脳の回路」なんて話が出てきて「ピアノとどういう関係が?」と思われたかもしれませんが、実は、最近の研究で、ピアノの演奏と脳の関係について、いろいろわかってきました。

興味のある方は「ピアニストの脳を科学する」という本を読んでみてください。



第三回「ピアノは好き、でも練習は嫌い」を解決する方法





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最終更新日  2015.02.16 09:17:45
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