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横浜市磯子区「できた♪が見える」さくらピアノ教室

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2015.02.12
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子どものピアノで困ったら.jpg

皆さんこんにちは。横浜市でピアノ指導&コーチをしております、林美紀です。

この記事は、「お子さんのピアノをやめさせようか悩んでいる親御さん向け」の連載、第五回です。

総合目次はこちらです。

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当記事は2021年10月、


に掲載されました
記事のURLはコチラです




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さて、前回の記事では→「練習嫌いなお子さんへの対策」の2つ目として
「お子さんの思考を前向きに変える方法」をお話させていただきました。

まだお読みでない方は、こちらからどうぞ。

今回は、「練習に取組んではいるけれど、なかなかできない子はどうしたらいいのか」についてお話しします。



とりあえず、ピアノには向かう。でも、何度やってもできるようにならない。本人もグズグズ、親もイライラ。
こんなパターン、よくありますよね。

覚えが悪い……そう言ってしまえばそれまでなのですが、それはお子さんのせいではないですし、せっかく好きで始めたピアノなので、ずっと楽しんでほしいです。

そこで、このようなタイプのお子さんに有効な練習方法をご紹介していきます。
ご参考にしてみてください。

ポイントは3つです。

1・本人がちょっと頑張ればできる課題を与える

あまりにも難しい課題は、趣味でピアノを楽しみたいお子さんには大きな負担になります。指導者に相談の上、適切な課題を与えてあげましょう。

もうつまづかない・導入~初級期のレッスンポイント」という記事に詳しく書いてあります。

大切なのは、課題が難しいかどうか大人が判断するのではなく、「お子さんが難しいと感じているかどうか」、気持ちを聞いてみることです。

1週間同じ個所を練習しても大丈夫な子もいれば、3回弾いただけで弾けないと「難しい」と感じる子もいます。

まずは、お子さんが「ちょっと頑張れば弾ける」レベルまで落としていき、じょじょにレベルをあげていきましょう。

いただいた課題があまりに弾けないとき、お子さんがそれを苦痛に感じているときには、課題のレベルを下げることができないか、お教室の先生にご相談してみてください。



2・要素に分解して練習する

新しい曲を譜読みするとき、中級者以上になりますと、いきなり両手でゆっくり弾くことができますが、初級者の場合、「音を読みながらリズムを理解しながら指使いも見て両手で弾く」というのは、至難の業です。

このシリーズの第二回でも書きましたが、ピアノを弾くということは、たくさんの要素をこなさなければならないので、「ピアノ脳」が未熟な初級者は、なるべく少ない要素で慣れさせることが重要です。


まず、音を読む→歌う→リズムをたたく→リズムに乗りながら音を歌う→指使いを正しく読み、弾かずに指だけを動かしてみる→正しい音・リズム・指使いで、片手で弾いてみる→両手でゆっくり合わせる、

のように、ひとつひとつ段階を踏んで手に馴染ませていきましょう。


なかなか弾けない子は、通常よりも、回数多く弾くことが必要になります。

褒めて、励まして、回数も工夫して目に見えるようにしながら、「できた!」を実感させてあげましょう。


慣れてくれば、新しい曲でも「音を読みながらリズムも正しく片手で弾く」ことができるようになります。

これが無理なくできるようになったら、簡単な曲で、初見で両手の曲を弾く練習をたくさんさせることで、かなりピアノ脳が鍛えられるでしょう。

初見練習については、お教室の先生にうかがってみてください。



3・苦手な箇所・覚えにくい個所をさがし、集中してそこだけ練習する

たとえば、右手が隣り合った音をド・レと弾くのに対し、左が一個飛ばしの音ソ・ミと動いていくと混乱する子は、その部分だけを取り出して、じっくり練習させます。脳に指の動きを刷り込むように、ゆっくり、ゆっくり、間違えても怒らずに……

5回弾いたらご褒美、も最初のうちはいいかもしれません。

回数をメモしておいて、先週は10回やってやっとできたのに、今週には5回でできたら、そういうところを認めて褒めてあげるという方法も有効です。


練習したがらない子は、多かれ少なかれ、「これができない」「わからない」というポイントがあります。

レッスンではそれを見つけて、小さい要素に分解して、そこを繰り返し練習するように指導します。それをご家庭でも見守っていただければ、スモールステップ効果はさらにアップします。

お教室の先生に「うちの子のつまずきポイントはどこですか?」と伺ってみてください。
きっと良いご指導があると思います(^_^)/


音符音符音符


ちょっとした工夫をすることで、「ピアノ練習しないならやめなさい!」が「これならできた。次はこれができるかな?」と楽しみながら、親子で取り組めるようになります。

スモールステップで練習の段取りを組めば、「小さなできた!」を積み上げることになるので、叱ることはほとんどなくなります。


あと、これは指導者向けのレッスン対策になりますが、なかなか新しいことに馴染めない、進み方がゆっくりの生徒さんには、「乗り越えるべき課題」と「弾きたい曲・好きな曲・知っている曲」を混ぜて与える方法が有効です。

ピアノには、段階に応じてクリアすべき課題があり、指導者の皆様は、カリキュラムを考えた教本を与えていらっしゃると思いますが、必ずしも「クリアすべき課題」と「弾きたい曲」と一致しないのが悩ましいところ。「課題」ばかりですと、練習が苦行だけになり、嫌になってしまうケースがあります。

課題をクリアしたら翌週は好きな曲を弾いてもいいとか、並行して進めるなど、工夫が必要ですね。「知っている曲しか弾きたがらない子対策」に詳しく書いてありますのでご覧ください。



なかなかできないお子さんには、なにより、周りの理解ある励ましが何より必要。「なんでできないの!」と怒ったり、本人の能力以上の難易度の課題を強いたりしてしまうと「ピアノ嫌い」にしてしまう可能性も。

そのかわり、温かい励ましで、じっくり曲について理解を深めつつ練習する習慣がついた子は、中学生くらいで大人っぽい曲を弾くようになったとき、花開きます。

大事なのは「快」の感情です。「楽しい」「もっと弾けるようになりたい」「このフレーズをこうやって弾きたい」「やったらできた!」そういう感情の積み重ねを少しでも多く感じさせてあげることです。

また、わが子がつまづいたときには、じっくり話を聞いてあげて、わからないところや、できないことをスモールステップに分解して一緒に乗り越えたり、先生に質問したりしてみましょう。


長い目で見ると「弾くことが楽しいと思える子」ほど、長くピアノを続けることができています。「言われたことがすぐにできる」のももちろん長所ですが、与えられた課題をこなすことができても「ピアノが好き」でなければ、結局続きません。

「なかなかできないことがストレスになる子」を持つお母様。
お母様自身がイライラしてしまう気持ちもわかりますが、ここはぐっとこらえて、気長に前向きな声掛けをしてみてください。

次回は「すぐにできる子・呑み込みが早い子の落とし穴」についてです。


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第六回★すぐにできる子・呑み込みが早い子の落とし穴​
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最終更新日  2021.10.27 09:54:09
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