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横浜市磯子区「できた♪が見える」さくらピアノ教室

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2015.04.06
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第七回★ピアノと受験勉強は両立できる?~受験期こそピアノを続けよう~


子どものピアノで困ったら.jpg


皆さんこんにちは。横浜市でピアノ指導&コーチをしております、林美紀です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

この記事は、「お子さんのピアノをやめさせようか悩んでいる親御さん向け」の連載、第七回です。

総合目次はコチラです。

前回の記事では→「すぐにできる子・呑み込みが早い子の落とし穴」についてお話させていただきました。

まだお読みでない方は、こちらからどうぞ。


今回のテーマは、「ピアノと受験勉強は両立できる?~受験期こそピアノを続けよう~」です。


「うちの子も高学年。そろそろ塾にいかせなくてだいじょうぶ?」

「塾が忙しくなってきたから、そろそろピアノはやめさせようか?」


お子さんの学年があがってくると、そんな思いが親御さんの中に湧いてきますよね。
私もそうでした。

子どもが思春期に入るといろいろ心配ごとが出てきます。
学校のこと、受験のこと、友達とのこと……
時間的にも、気持ち的にも忙しく、ざわざわしてきます。

そんなとき、ピアノがうまくいっていればいいのですが、ピアノのスランプや練習が負担に感じる気持ちが重なっていると、そろそろピアノをやめようか、という思いが湧いてくると思います。

親御さん自身の気持ちもざわざわすると思いますが、まず確認しておきたいのが、お子さんの意志です。


子ども自身がぜったい受けたい学校がある。

将来の進路が決まっている。

どうしてもやりたい部活があり、それ一本に集中したいと思っている、そのためにピアノと関わる時間がない。

自分のやりたいことのために、それ以外のすべてをいったんクリアにしたい……


お子さん自身が強くそう望むなら、それはとても素晴らしいこと。

ピアノをやめても、今までのピアノのレッスンで培ってきた粘り強さや表現力が、他の分野でも助けになることでしょう。

そうではなく

「明確な意思や目的がなく、なんとなく塾……何となく不安だから……何となくピアノが面倒になってきたから……」

というケースも多いと思います。

「塾に行っておいた方が安心」「友だちも行ってるし……」


それはそれで選択の1つだと思いますが、明確な目的がない「なんとなく」のために、将来「宝」になるかもしれないピアノをやめてしまうのは、あまりにもったいないです。

思春期の不安や揺れは、誰にでもあること。

親の側がそれに振り回されず、「乗り越えられる」とお子さんを信じて、「続けさせる」

それはお子さんの成長にもつながります。



ピアノを続けることのメリットも、読み返してみてくださいね。


では、いよいよ受験が間近にせまってきたときはどうでしょう?

受験前だけレッスンをお休みさせるという案もありますが、数か月弾かないと技術や読譜能力が落ちてしまう可能性もありますよね。

経験から言いますと、レッスンや練習と受験は両立できます。


受験時にもレッスンを続ける……そのメリットやコツをご紹介します。


まずはメリットです。


・勉強の合間の息抜きになる。レッスンの曲じゃなくても、好きな曲をパラパラ弾くだけで、ささくれ立った神経が休まるようです

・週一回のレッスンを今まで通り続けることで生活のリズムが崩れるのを防ぐことができる

・多感な時期のお子さんにとって、何でも話せる大人は貴重な存在です。友達や家族とは勉強の話ばかりで気がめいるけれど、ピアノの先生とたわいもない話をしていると落ち着くようです

・レッスンをおやすみしてしまうと全く弾かなくなる可能性が大。家で弾けなくてもレッスンで弾かせてもらうだけで今まで身につけた技術の現状維持ができます。

・勉強やピアノの練習時間を確保するため、限られた時間内にいろいろなことをテキパキすませることができるようになります。勉強に集中するためにピアノをやめたのはいいけれど、結局時間ができた分、スマホやゲームをする時間が増えただけ、という例も。

・気持ちのマネジメントも上手になります。時間がない、時間がない、と言っている人ほど、実は時間ではなく気持ちに余裕がなくなっているんです。焦りながら解けない問題にイライラするよりも、その5分で1曲弾いたほうが、そのあとの勉強の効率も上がります。



次に、両立のコツです

1・ピアノの先生にお願いして、通常より曲を少なめに、簡単にしてもらいます。一度弾いた曲の復習も交えるといいですね。

そんなお願いをしたら、ピアノの先生に悪いんじゃない? そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません! 

ピアノの先生は、受験生の忙しさをよく知っています。

生徒から曲のレベルを下げるようお願いされたり、練習せずにレッスンに来たからといって嫌な顔をすることはありません。

むしろ、「練習できないのは当たり前。レッスンのときだけでも鍵盤に触ってもらえれば」「受験たいへんでしょう? レッスンで息抜きしてよ!」と思っています。

ですので、安心して何でも相談してくださいね。



2・受験前にある程度のレベルまで進めておくのも、両立のコツです。

少なくとも中2くらいまでにソナタアルバム1巻終了レベルまで進めておけば、譜読みが早くなり、新しい曲をすぐに弾けるようになるので、練習の負荷が減ります。


3・時間の節約のため、塾に通わせない(苦手教科のみ通う)という選択もあり。

特にピアノ以外にも部活が忙しい生徒は、この方法はお勧めです。全教科フルに塾通いをさせると、大幅に時間をとってしまいます。通わせておけば安心、通っていれば安心で、意外に塾を有効活用できていないケースも。

上記の補足です。受験に不安が生じると、世の中すべてのお子さんが塾に通っていると思いがちなのですが、中には、塾に行かずに受験するお子さんもいます。

私の娘は今年、塾に行かずに高校受験しました(部活も秋まで行い、習い事も受験の前週だけお休みしただけで行っていました)。

息子は来年、塾なしで大学受験する予定です。


そのわが子が、受験のためにやっていたことを紹介しますね。


・自分に合った参考書をさがす(先生に聞く。ネットで調べる)

・ネットの無料サイトでプリントをDLする(英語・数学はたくさんあります)

・ネットで詳しく解説しているHPや動画を探す(特に社会は役立ちました)

・必要な教科をフォローしてくれる通信教材をさがす(○研ゼミをやってます)

・模試を活用する(模試を受けた後にその子に苦手問題を作って送ってくれるオプションがあるので、それを買ってました)

・教科の先生に積極的に質問する(意欲があるとみてもらえて、内申点アップにつながったかも!)


もし塾通いを検討するのならば、

・自分にはどんな勉強方法があっているのか?
・何が苦手で、そんなフォローがあればいいのか?

このあたりをしっかり押さえておけば効果は絶大だと思います。


ただ何となく……で通わせていると

いたれりつくせりの体制の中で、ただ与えられたものをこなすだけになり、学ぶことに対して受け身の体質になってしまう危険も。

これからの世の中必要とされるのは、用意されたものをこなす力ではなく、自分で創造していく能力ですものね!


最後に。
私が一番感じている「受験中でもピアノを続けるメリット」は、いろいろな脳を使えることじゃないかと思ってます。

勉強で使う脳は限られています。記憶や思考などですね。それも、おもに左脳です。

そこに、視覚、聴覚、触覚、感情、運動で使う脳などをフルに使うピアノが入ることで、全体的に使う脳の領域が増えます。

少ない脳を使うよりも、脳のいろいろな領域を幅広く使ったほうが結果的に全体の能力が上がると言われています(参考:「脳の強化書」)

「ピアノが苦痛で仕方がないのに続ける」のは論外ですが、「音楽が好き」「ピアノが好き」「ピアノを弾くことは苦ではない」のであれば、受験期にも勉強とピアノを両立した方が、結果的に勉強にもいい結果が出ることと思います。

受験期にピアノを続けようか悩んでいらっしゃる親御さん。
ぜひ勉強も頑張りつつ、ピアノも続けられるようサポートしてくださいね。


第七回・終わり


第八回★痩せて見られたいの? それとも痩せたいの?





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最終更新日  2015.05.30 09:38:22
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