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カテゴリ:阿波のこと
故、大國主の神、出雲の御大の御前に坐す時に、
波の穗より天の羅摩の船に乘りて、 鵝の皮を内剥に剥ぎて、衣服と爲て、歸り來る神有り。 爾くして其の名を問えども答えず。 且た從える諸の神に問えども、皆「知らず」と白しき。 爾くして多邇具久白して、「此は久延毘古必ず知りたらん」と言うに、 即ち久延毘古を召して問いし時に、答えて、 「此は神産巣日の神の御子、少名毘古那の神ぞ」と白しき。 故、爾くして神産巣日の御祖の命に白し上げしかば 答えて、 「此は實に我が子なり。子の中に我が手俣より久岐斯子なり故、 汝 葦原色許男の命と兄弟と爲りて、其の國を作り堅めん」と告げき。 故、爾より大穴牟遲と少名毘古那、二柱の神、相い並に此の國を作り堅めき。 然くして後は、其の少名毘古那の神は常世の國に度りき。 故、其の少名毘古那の神を顯し白しき所謂久延毘古は、今には山田の曾富騰なり。 此の神は足は行かねども、盡く天の下の事を知れる神なり。 上記は、古事記での少名毘古那の神様の登場シーン(^-^) 小さなガガイモの船に乗って、少名毘古那神が颯爽と風を受けながら近づいてくる・・・ そんな風景が目に浮かびます。 ![]() ※ガガイモ・・・一説には、かがみ草が変化してガガイモになったとか。 ![]() ※ガガイモの実・・・長さ10センチ、幅3センチ程の大きさだそうです。 Wikiより 舟の形です(^^)/ しかし、 けれども、 「波」とか「船」とか・・・・ という文字があるせいか、海の上をやってきたようになっていますが・・・ そうではありません!←言い切った(゚∀゚) 「波の穂より」 と、は、 風にゆれる波のような稲の穂・・・・ 広い広い田んぼの上を、ガガイモの船に乗ってやって来た と、するほうが・・・・ 辻褄が合ってきます(^^)v まず、 少名毘古那神が乗っているガガイモの実。 ガガイモは水田などのあぜ道に生える草であり、 稲の生育には邪魔な雑草なのでは?と・・・・ そして、衣服としている「鵝」←「ひむし」とされていますが・・・ 「ひむし」って何のことやら? 調べてみないとわかりません(=_=) ※蛾(ひむし)・・・蚕のさなぎ。また、その羽化したもの。ひひるむし。 漢字が「鵝」から「蛾」に変わっています。 少名毘古那神はガガイモの実の船に乗れるくらい小さいので、 鵞鳥の羽では大きすぎるということで、 「蛾」に変わったようです。 が・・・ ガチョウの皮を内剥ぎに剥いだ衣服で私は良いと思います。 ※ガチョウは、野生の雁を飼いならして家禽化したもので、 家禽としてはニワトリに並ぶ歴史を有しており、 古代エジプトにおいてすでに家禽化されていた記録がある (Wiki) ガチョウは、稲の生育を邪魔するガガイモのような雑草や 害虫を食べてくれるのです。 今で言う「カルガモ農法」ならず「ガチョウ農法」をしていたのでは? と・・・・ そして、次に登場する「多邇具久」←ヒキガエルの古名。 ヒキガエルは、雨水のたまった田んぼや浅い側溝、神社やお寺、公園の池などで繁殖するそうです。 田んぼに「カエル」はセットですよね(^^)v カエルもまた、ガチョウと同じように害虫を食べてくれるし・・・(^-^) 最後に出てくる「久延毘古」は、 今に言う「山田の曾富騰なり」 案山子!! ですよね(^-^) 稲を守ってくれる頼もしい神様。。。。 古代中国の黄帝が軍鼓の材料とした「キ」 山海経:第十四大荒東経には、「キ」の姿は、 牛のようだが角はなく、脚は一つ。体色は蒼。 水に出入りすると必ず風雨を伴い、 光は日月のように強く云々とある。 一本足は雷を表していると、何かで読んだような。 この「キ」が久延毘古の元ネタではないかと思うのです。 雨や風を運んできてくれる「キ」=久延毘古。 作物には欠かせないものです。 少名毘古那神は酒造りや薬の神様としても有名ですが、 効率のよい精米の仕方や、 植物や動物などの「薬効」など、 あらゆることに精通していたのではないかと? ※例えばガチョウ・・・脂肪を精油したものを、白鵞膏と呼ぶ。 白鵞膏は、皮膚を保湿し、腫れ物やしこりを散ら す作用があり、主に手足の荒れ、化膿性の腫れ物 でき物の治療に用いる。また、古代エジプトでは 発熱と咳のある患者に、豚の脂肪、小麦、ガチョ ウの脂を混ぜて夜露にさらしたものを4日間食さ せた(Wiki) ※膠飴(こうい)・・・イネ科糯米(もちごめ)を大麦芽汁で発酵した水飴 を濃縮したものに、さらに麦芽を加えて精製したア メである。膠飴は消化機能が低下して、食物からの 栄養分を十分に吸収できない時に用いられる。 2000年以上前より、膠飴は小建中湯、大建中湯の 主要な構成生薬として記され、今、尚用いられてい る。 参考:東邦大学医療センター 大森病院 東洋医学科 田中耕一郎先生の漢方薬と身近な食材 日本の土壌と文化へのルーツ 稲 1 より など・・・など・・・・ 子孫繁栄、五穀豊穣するには、 少名毘古那神のような人が、必要だったのでは?と・・・ 民は国。 まさに、国造りです・・・ よね(^-^) なので、御大を「みほ」(大を「ほ」と読ませる?) 御前を「みさき」 なんて、三保の岬という海にする必要なんてありません。 これは、 衣食住に関わる大切なシーン。。。。 日本人の主食である「米」 水田での風景だと思うのです。 私のオリジナル少名毘古那神!! 通説とは違って、?????? と、思われるかもしれません。 が。。。 少名毘古那神の着ている服も登場しているカエルも案山子も 全て意味があると思うのです。 古事記の中に書かれている一文字、一文字に意味を持たせている・・・ 韓人(からひと)が力を持っている時代の中で、どのように苦心して古事記を完成させたのか 書き手の心を、正確に読みとりたいと思います。 豊玉比売が出産時にワニの姿になったことや、 コノハナサクヤビメが炎の中で出産したことは、 その出自をあらわしているように、 少名毘古那神の登場シーンも、 この神様の自己紹介をしているのだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.03.08 19:17:50
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